なんといっても前半部の大江慎也在籍時
(おそらく『INSAINE』レコーディング時と思われる
それは「Let's Rock」の詩がまだ定まっていない状態でのテイクが
このDVDには収められているから) のLIVE演奏が圧巻。

特に　池畑と大江は、倍速再生映像を見ているかの如くな
尋常ではないスピード感に満ち溢れた動きなのであって、
ただ座って観ているだけのコチラにも
その過剰といっていいエンドルフィンだか何だか良く解らない
[ほとばしり]が伝わりまくるのさ。

花田と井上も、ポニャ〜ってジャンプしてるのよ。

「恋をしようよ」でやっと不気味なピンクのサングラスを外してくれた
大江のその崖っぷちな眼を見てごらんよ。
[スペシャル：特別]って　きっと、こんなふうなんじゃないかな。

「We wanna get everything」での破滅的でハイスピードなグルーヴ・・・。
なんていうか
身体ごと何処かへ持ってかれちまいそうな吸引力があるんだよ。

大江は本当、そのキャリアさえ３倍速みたいなモンだしな。。。

THE ROOSTERSとTHE ROOSTERZのライヴ、インタビュー。前者は８１年のファイティング８０’S出演時のもの、後者は８７年のもの。改めて２つの違うバンドだということが認識できます。僕はやはりTHE ROOSTERSの粗削りな感じ に一票、ということになってしまうわけですが。まぁTHE ROOSTERZのニューウェイブ感（下山淳のギターが大きい）が好きな方もいるでしょうし見比べるといいでしょうね。

発売前の告知では解散ライブ（以前ＶＨＳで発売済）のＤＶＤ化＋ボーナス映像となっていたので、
保存盤的な意味あいで購入したが、実際は全くの別内容。
８０年（ファイティング８０’ｓ）～８７年（ＫＡＭＩＮＡＲＩの頃）の主要ライブシーン＋貴重なインタビューを収録。

メンバーの衣装などに歴史は感じるが、音は今でも色褪せずに８０年代の熱気を蘇らせてくれる。
オリジナル音声＆５．１ｃｈ化の音声どちらでも楽しめるのも嬉しい。
Ｓ派、Ｚ派どちらのファンも必見！