ＮＳＰ初期のアルバムとは言え、５枚目かな？　この後もすごい勢いでアルバムをリリースしてますよね。静かながらも秘めたエネルギーのあるグループです。
『春をみつけた』は恋愛の誤解を歌った歌で、ちょっと寂しいです。
『１７才の詩』はファンレターに書かれた詞に天野さんが曲をつけたもので、後に出る『僕らはごきげん』というライブ盤では、天野さんが１７才の頃のエピソードを楽しく話してくれています。
『北国の三月』に春は来ない。三月はまだまだ寒いんだよというふるさとの歌。
『リズムもよろしく』このアルバムで、個人的には一番好きな歌です。「リズムもよろしくステップふんで」ちょっと元気にさせてくれます。
『お茶の一服』は恋人に癒しを求めている歌です。これは２番目にいいです。
『スープインザモーニング』「朝は味噌汁に決まってる」を英語で言ったタイトル。曲の中では英語は出てきません。奥さんに甘えまくっている旦那さんを描いています。アツアツの新婚さん向けの歌でしょう。
『ねぼけまなこのスーパーマン』はＮＳＰだから考え付くタイトルであり、テーマです。
『押したおしたい』弱々しい男でもこんなふうに思うわけです。

お休みの風景から始まるライブ盤を思い出します。切ないイントロからＮＳＰ独特のハーモニーが出てくるところなど、青の頃の記憶がよみがえってくるようです。アメリカで録音され、今改めてクレジットを眺めると、ＴＯＴＯのメンバーだったりするわけで、たいへん贅沢な１枚です。ちょっとドゥビーを意識したような曲や、ハードなナンバーもありと、多彩な作品に仕上がっています。

本当にタイトルの通り、デビュー二年目にリリースしたアルバムです。初期の初々しい雰囲気を残しつつ・・・。少しずつＮＳＰ独自の歌の世界に移行しつつ・・・。叙情派フォークと呼ばれる前の若い感性で作られたＮＳＰの歌も素敵です。

NSPらしい曲が最も多く含まれているアルバムです。
最盛期に入る前のアルバムです。
当時、コンサートで歌っていた曲が多く含まれており、懐かしさを匂わせて
微笑みながら聞いている自分に気づくでしょう。