「第九軍団」にくらべて冒険のスケールがぐっと大きくなりました。その分時代背景の理解が必須となり、帝国とカロウシウスの関係などやや難しい点があります。
サトクリフの作品では珍しく、女性が活躍しません。そのかわり主人公は二人ですが、常にともにあり、一緒に行動!!するのでそこにはドラマはあまりありません。この作品のテーマはむしろ主人・国家・友人・そして信仰に対する「忠誠」なのではないでしょうか。忠誠は常に変わらないものですから。