タイトルを見て、グッと感じるものがあったら、もうページをめくりはじめたも同然。事件の主役は、「ちゃいろで ふっくらとしていて、ちょっとばかりソーセージのよう」な、うんち。被害者は、もぐらくん。ある日、土からひょっこり顔を出したとたん、あたまにポットリ落ちてきた。でも、目が悪いから犯人がわからない。憤慨したもぐらくんは、頭にナゾのうんちを乗せたまま、犯人捜しにのりだした。通りがかった動物たちに「きみ、ぼくのあたまに うんち おとさなかった?」と、尋ねるが、みんな「ピシャッ!」「ラタッタッタ!」「ピュルッ!」と、うんちを実演(?)して、ぬれぎぬをはらしていく。
動物たちのうんちは、どれも実に個性豊か。絵本をめくりながら、「じゃあ、いったいコレはだれのうんち?」と、ついつい一緒に犯人捜しにはまってしまう。生き生きとしたタッチと、ダイナミックな構図が光るエールブルッフの絵、関口裕昭の訳も秀逸。とくに動物たちの「うんち」を解説するくだりは、みごと! 子どもから大人まで楽しめる。(嶋田あひる)
最低:だれのうんちでもいいだろ!とっとと、洗え
★☆☆☆☆
冷静になってよく考えてみろ。
こういう下品な内容を、まだ右も左もわからない子供たちに
面白いからと見せる大人の神経がわからない。
こどもの意識のリファレンスにこういう「もの」が出来上がることの
えげつなさ。
世界中に翻訳されているから?
そこまで子供達のレベルを下げたいのか・・・・
日本の絵本にはあまりない内容で面白いです。
★★★★☆
タイトルからして子どもの興味を引きつけてくれます。擬音語までリアルに翻訳されていて、読んでいる大人も一緒に楽しめる内容です。ドイツ語に興味がある人なら、元のドイツ語版と読み比べて表現を楽しむのもいいかもしれません。Vom kleinen Maulwurf, der wissen wollte, wer ihm auf den Kopf gemacht hat
大人も子供も受けます
★★★★★
絵があまりにリアルなので、最初は「うえ〜!」ってなりますけど
あまりの馬鹿馬鹿しさに思わず最後は爆笑です。
リアルさ故、お食事前に読むのは絶対やめたほうがいいと思います。
人生の出会いと別れについて
★★★★★
幼稚園のころに出会った本ですが、中学生のときに再会しました。
「人生の出会いと別れ」について知りたいと、冗談めかして担任の先生に伝えたら、
総合学習の時間にクラス全員にこの本を読み聞かせてくれたのです。
たしかに、人生の出会いと別れだ……。
ノリのいいうんこ系の本
★★★★★
今まで、うんこ系の児童書は五味太郎氏の「みんな うんち」が最高峰だと思っていましたが、この本もかなりの出来です。五味氏の「みんな うんち」は、ゆっくりじっくりした感じですが、こちらのほうがストーリーにノリと勢いがあります。
一匹のモグラが朝起きたら、頭の上にうんちが乗っている!というところから始まる衝撃のストーリー。モグラは怒り狂いながら、うんこを頭に乗せたまま「これ誰がしたの!君か!?」と、トリ、牛、豚などを追及してまわる。うんこを頭に乗せたまま切れているモグラも笑えるし、追及されて「自分ではないよ〜」と、怒るモグラの目の前で自ら盛大に(1ページまるまる使って)うんこしてくれる動物たちもすごい。モグラは相変わらずうんこを乗せたまま、冷静に「ふんふん、このうんこは確かにちがうな」と納得する。最後にはきちんと犯人がわかって落ちもついてます。ストーリーのインパクトのわりに落ちが弱く、わりと尻すぼみな印象ですが、うんこをここまで勢いよく書ききった見事さは、やはりさすが外国人のセンスか。星5点。