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戦略シナリオのノウハウ・ドゥハウ (PHP文庫)

価格: ¥600
カテゴリ: 文庫
ブランド: PHP研究所
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戦略の基本を知るために ★★★★☆
以前から読んでみようと思っていたら、文庫化されたので早速読んでみた。
私の勤務する自治体でもいろんな計画を策定するけれど、「戦略」的でないものが多い。極端なことを言えば、計画は立てるけど実現できるかどうか、どのように実現するかなどあまり考えておらず、「こんな風にできたらいいな」という夢物語的なものが多い。
計画が実現できなくても、つぶれるわけではないし、個人的にも責任をとらされるわけでもない。
でも、そんなことじゃいけない。自治体でも、与えられた予算でいかに効果的に施策を実施するか、将来の住民サービスをどのように提供していくか、当然考えるべきだ。
どうして、できないんだろうって前から思っていたが、この本を読んで、気がついたことが一つ。
この本では、最も重要なのは戦略理念だという。まさにこの理念が欠けているのだ。
うちの自治体でも、住みやすい環境をとか、安全な住民生活を実現するとか、理念的なことはいっているが、抽象的なものがほとんどで、実現するための戦略になっていないのだ。
しかし、この理念の共有こそが最も難しいことなのだろう。前途多難。
この本の内容自体は、あまり目新しいことは書いてなかったけど、失敗事例の紹介には思い当たることも多く、耳が痛い。それに気づかされただけでも、読んだ甲斐はあった。
お勧めです ★★★★☆
時間がない人にお勧め。
仕事で、勉強で「戦略」策定について知りたい(学びたい)ときはこの本書を読むときっと役に立つと思います。
戦略策定の立て方について知ることができます。
お勧めですよ! ★★★★☆
正直言いますと同業者の私はテキストを作るのが面倒くさくなるとクライアントにこの本をテキストにしてもらいます。著者の考え方に少しオリジナリティー的な癖がありますが、今ある(2005年現在)MBA系を体系的に理解するには、日本で出版されている中では最も判りやすく実践的です。残念なのはノウハウ、ドゥハウと書いてあるのにそのコアな部分は一切書かれていません。

まぁー、著者はそこいらに転がっている胡散臭い自称マーケティング・コンサルタントと違い、著者のクライアントを考えたら秘守契約等で公開できないのも無理はありませんが、そうであったとしてもコンサルタントのプロをめざす方や戦略体系を習得したい方にはお勧めです。

胡散臭いダイレクト・マーケティングを卒業したら最初に読んで欲しい。マーケッターの大人の戦略が何なのか? わかるはずです。

これだけの戦略を何日かけて作るかが問題だ ★★☆☆☆
 戦略はいいものであれば、それに越したことはない。だが、それ以上に「タイム・イズ・マネー」だ。これだけの戦略を練るのに、何日かけられるのかが、問題だと思う。実効性が薄く感じられるのはそのせいだろう。もちろん、本書は戦略シナリオの基本的な考え方を網羅しているので、そこまでの責任を負う必要はないのだが……。ただ太平洋戦争で敗れた日本軍のことまで引き合いに出している以上、時間観念はもっとページを割いてもよかったのではないか。日本軍の時間感覚は、米軍のそれとはまったく異なっていた。短期決戦が長期消耗戦になっても平気でいられる感覚こそ、敗因だったのではないか。企業も同じだと思う。
理屈はわかるが... ★★★☆☆
ノウハウ・ドゥハウシリーズの1冊だが、ちょっと「うーむ」かも。
内容は理解できるが、実践は難しそう。
一応手順を理解しておくと十分に役に立ちそうなので、
もう少し経験積んでからもう一度読み直そうかな。

ただ、あちこちにちりばめられている実例は参考になる。