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蟲師 (2) アフタヌーンKC (284)

価格: ¥590
カテゴリ: コミック
ブランド: 講談社
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悪役の居ない悲劇 ★★★★★
蟲師という漫画は不思議な漫画で、どこか懐かしく、また今までに無い世界観と法則を持った作品です
これの最大の特徴は「悪役の居ない悲劇」という言葉に収縮出来ると思います
違う、悲劇でもない
しかし人々が営む生活はすぐに千切れてしまうくらいはかないものですね
蟲と人によって悲しい出来事が起こるたびに、
ギンコの「お前ら(蟲)は悪くない、俺達だって悪くない」という言葉のあまりの正しさにいつも胸を打たれながら読んでいます

傑作「筆の海」 ★★★★★
 人に見えないが、確かに存在する蟲を退治する(?)蟲師ギンコの物語。蟲によって苦しめられた人を助けるんですが、正義の味方ではないところが、ギンコの良さです。蟲を退治するんですが、無理はしない。人に選択を強いるわけではない。
 私は、全巻持っていますが、私は「筆の海」が、一番だと思います。外に出ることなく、一生蟲と向き合う運命の淡幽と、その淡幽のために蟲師となり一生付き添うたまの絆、いつ蟲にやられるかわからないギンコと、いつ終わるのかわからない使命を背負った淡幽のせつなさが、蟲師の幽玄な世界と相俟って、何ともいえぬ作品にしあがっています。
 他の話も良いです。おすすめの巻です。
TVアニメで見たストーリー(この巻収録)ではまる(^^)/ ★★★★★
この巻収録「露を吸う群れ」を
TVアニメで初めて見て蟲師にはまりました。
一応それまで放映されていたアニメの蟲師
も録り貯めていたので、一気に見てしまった。
そして本屋に全巻買いに行ってしまいました。

現代でもなく昔すぎず、良い日本の風景と
調和して蟲が起こす不思議な世界を溶け込
ませている。

「綿胞子」も衝撃的なストーリーでこの巻
で「露を吸う群れ」と共に印象に残る。
「綿胞子」は、親の愛を利用しその切ない
顛末はどうしようもないほど心を揺さぶられた。
日本人でなければ描き得ない漫画 ★★★★★
舞台がいかにも日本的であったり、妖怪モノであったり、アニミズムが背景にあるから、だけではなく、この漫画からは濃厚に日本的な匂いを感じとることが出来る。

それは、生命という「本質的にグロテスクな存在」に対して、畏怖の念を持ちながらも、きっちりと正面から対峙することができる、日本人の特質を見事に表現しているからだ。
生命の持つ強さ、恐ろしさ、美しさ、醜さ・・・生々しくおぞましいその姿を象徴するのが「蟲」という存在なのだろう。

各エピソードに登場する人物たちは、蟲に被害をうけたり、恩恵を受けたり、利用しようとしたりと立場は様々である。
蟲の方はというと、そんなことはお構いなしに、ただ純粋に自身やその子孫の繁栄のため、生命本来のプログラムに従って行動する。

そんな「人間の理」と「蟲の理」が衝突するところに、本作の物語のダイナミズムが生まれる。
作者は教条めいた事は一切言わずに、ただ淡々と人間や蟲の営みを描写するのみである。
人間と蟲とは決して相容れることはない。だからと言って、相手を討伐し滅ぼし去る(そんな事は不可能だが)のではなく「あるがままを受け入れよ」というのが、この作者の言いたい事であり、また日本人の奥底に眠る精神性ではないだろうか。
お前と旅がしたいな 話に聞いた蟲が見たい ★★★★☆
蟲と呼ばれる、妖怪のような存在
それを、封じる術をもった「蟲師 ギンコ」が主人公の短編が5編載っています。
 山のヌシとなった年老いた蟲師のお話で、ギンコが「ムグラノリ」と言う術を使うシーンがとても迫力ありました。
 登場人物がほとんど着物をきているのにみな現代風の髪型で、お話の不思議な雰囲気にとてもよくあっています。
 特殊な物語なのですが、不思議と違和感がなく楽しませてくれる素敵なマンガです。

 一巻でも感じたのですが、この本の作者は
「なにがあっても、絶対生きてくれ」
とちゃんと、みんなにうったえています。
 そして、ギンコはそのための努力をしてくれます。
 主人公はひねた風な風貌に描かれていますが、行動はまともで素直なので、とても暖かいお話です。