なんかよくわからない
★★★☆☆
マルクスを批判するならマルクスをきちんと知らねばならないだろう。
マルクスにも使えるところはなんだかんだでいろいろあるだろう。
マルクスを現代にも通用する形でくみ出した解釈としてはやはり宇野経済学だろう。
ということで、宇野の資本論解説本を読んでみたのだが、いまいちわからない。
難しい言葉を使っているわけではないのだが、単純な言葉に違う意味が付加されているようで、よくわからなくなる。
マルクス経済学全盛のころのシャーゴンは、今の私には残念ながらまったくピンとこない。
多分そういう語が普通に使える時代に書かれたのだろう。
マルクスを知ろうと思ったら、現代の人が書いたマルクス(主義)の解説本を読んだ方がいいのだろう。
宇野自身の思想はマルクスに縛られ過ぎずに出てきている本を探した方がいい気がした。