「長屋王残照記」は「天上の虹」のサイドストーリーとか後日譚とかいう扱いが多いようですが、とんでもない、これは一つの立派な独立した作品であり、最初は面白かったが長くなるにつれてだんだんだれてきた「天上の虹」よりも作品としては完成度は高いと思います。藤原氏側から描かれた「女帝の手記」をあわせて読むとさらに面白さが増します。
あと、絵が粗雑で本当に思い入れがあるのかな?と疑うほどでした。
天上の虹がとても完成された作品だと思うだけに残念です。
なので星は一つ。