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長屋王残照記 (1) (中公文庫―コミック版 (Cさ1-16))

価格: ¥720
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
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実質、氷高皇女=元正天皇の物語です ★★★★☆
悲運の宰相、長屋王の悲劇の漫画ですが
圧倒的にインパクトがあるのが長屋の義理の姉の氷高皇女(元正天皇)です。
日本を愛し皇家を愛し、母を妹をそして妹の夫の長屋を愛した彼女は
女の幸せの捨てて天皇に即位し首皇子(聖武天皇)の外戚となって
国を乗っ取ろうとする藤原家一門と戦います。
凛々しくて美しい氷高皇女は女の目から見ても惚れ惚れする女性。
誠実な妹夫婦を守る為に義弟長屋を天皇にしようとするものの
当の長屋に権力欲のないばかりに藤原家に先手を打たれて・・・。

誠実に生きようとした者が常に滅ぼされる歴史の暗部を描いた物語。
聖武天皇以前の奈良時代の政争が生き生きと描かれ面白いです。
作画は里中満知子さん絶頂期の美しさ。
惜しいのは藤原一門が類型的な悪役になっていることと
氷高皇女と阿閇皇女(氷高の母、元明天皇)以外の登場人物にいまいち魅力が感じられないこと。
光明子(光明皇后)をただの権力欲の小娘にするよりも
もっと彼女の人間性を深く突っ込んで欲しかった。

欠点はありますがそれを差っ引いても面白い歴史漫画です。
完成度の高い作品です ★★★★★
「天上の虹」では、主役の鵜野皇女や大海人皇子よりも強い印象を残した武市皇子。
その武市皇子の第一子で武市をさらに純粋にしたような長屋王の栄光と悲劇。
あの武市皇子の子供にこんな運命が待っていようとは!

「長屋王残照記」は「天上の虹」のサイドストーリーとか後日譚とかいう扱いが多いようですが、とんでもない、これは一つの立派な独立した作品であり、最初は面白かったが長くなるにつれてだんだんだれてきた「天上の虹」よりも作品としては完成度は高いと思います。
藤原氏側から描かれた「女帝の手記」をあわせて読むとさらに面白さが増します。

展開が早すぎるのと絵が粗雑なのが残念 ★☆☆☆☆
天上の虹でファンになったので買いましたが、丁寧な心理描写が少なく、天上の虹のように、まるで一人一人が主人公であるような描き方を期待するとガッカリします。

あと、絵が粗雑で本当に思い入れがあるのかな?と疑うほどでした。

天上の虹がとても完成された作品だと思うだけに残念です。

なので星は一つ。

歴史漫画大好き ★★★★★
先日平城宮跡(奈良)へ行ってきました。京都もいいけど奈良もまたこんなにもいいところだったのだと、改めて古代のロマンを感じた一日でした。しかし歴史のことをすっかり忘れてしまっていたので、勉強のし直しのために購入しました。長屋王のこともよく分かりましたが、さすが里中満智子さん、絵もストーリーもすばらしかったです。小学生の娘が歴史を学ぶときがきたら、読ませてやろうと思っています。
続「天上の虹」です ★★★★☆
「天上の虹」ファンの方には必ず読んで頂きたいマンガです。
長屋王と高市がダブるような・・・また、藤原一家の凄さにも感心させられます。