ロックはいい意味でも、悪い意味でも作品の世界に「普通」を持ち込むキャラだと思います。（これって個人的にはこういう異常性がメインの作品には大事だと思うんですが・・）七巻のへタレな発言も、レヴィの一種のラブコールに対する逃げの台詞と思うとニヤニヤしてしまいません？（気取った言い方した分ちょっとマヌケですが・・）
　ただ最新9巻に収録されてるでしょうが、不敵な笑みでガルシア君やファビオラと話すロックには少し違和感を感じます。なんか見事企みが失敗しそうな前兆のようで・・

全体はおもしろいです！！文句なしに満点！！！なんですが・・・
ロックが正直いただけない・・・日本編で雪緒との一戦で　ロックの考えや方向性、成長みたいなのが見て良かったんですが、最終的にはレヴィ頼りなのが嫌・・・俺は弾丸でお前は銃って言ってるけど、いいようにレヴィを足で使ってるようにしか見て取れない・・・
周りも巻き込んでるし、HPで人気投票やってワースト6にロックが入ったのも納得できるｗｗｗ今後ロックの動き次第でこの漫画買うかどうか考えます。主人公があのままじゃ
ちょっと買う気がうせる

ロベルタ編やけに長い。この作品は面白いちゃ面白いと思うのだが、年齢の低い人には、雰囲気的に良くない作品。正義とかとかけ離れたいさぎよさがあって逆にそれが痛快だとは思うし、読める。
しかし、アクションシーンでの人間の身体能力を考えた時、現実的でないのが残念に思える。その場面の多くがとっちらかった印象で画力も並なのでどれがどれで誰が誰だか、見辛くなってくる。台詞もゴチャゴチャしているのでもう少し短くしたほうがいいと思った。
また強い男キャラ少ない…(笑)

この巻に収録されているロベルタ色仕掛けについて拒否反応を示す人が多いようなので私の考えを書きます。
・ロベルタはFARCの元コマンドという設定であり、可能限り全ての暗殺術を習得しているはず。当然、くのいちのように女を武器とした内容のものもあったはず。
・白兵戦で体格にも勝る仕官との戦闘であり、倒す手段を合理的に選択する必要があった。
・若様が壊れるほどの情景として演出上必要だった。
双子、日本編等これだけリアリズムに徹したストーリー展開（設定等がリアルかそうでないかは別の話として）の作品なので、必然的とはいえ嫌な描写もてんこ盛りと思います。そこら辺も含めて楽しめるかどうかではないでしょうか。

暴力とイかした台詞（笑）に満ち満ちた本作品も8巻目。なんとなく終わりの始まり感があります。
とにかく女性キャラクターが異常に強くて、銃器とかアクションが好きな方にはお勧めです。単純に楽しめます。にしてもなぜみんな巨乳なのだろう。

もうひとつの鑑賞の視点としては、「人間は何を判断基準として行動するのか」というところでしょうか。
普通は「正しいと思ったことをする」わけですが、そもそも何が正しいかなんて、その人の置かれた立場とか思想とか単なる思い込みとか、いろんなもので変わってしまうし、みんなでひとつの「正しいこと」なんて共有できないと個人的には思うのです。ひどいなあ（笑）
この漫画は最初っから、登場人物が自分が得るべき利益を模索し、定義し、利益のために冷徹に行動する、という物語だと思うのですが、6巻以降の"El Baile de la muerte（死の舞踏）"は特にその傾向が強い気がします。

「あたしが聞いてるのは、差し引きの向こうに何があるのかってこったよ」（7巻のレヴィの台詞）

「愛情」とか「正義」云々ではなく、利害衝突の末のロアナプラの未来、が今後も描かれることを期待しています。