The core of the Crusaders had been playing together for 20 years when they recorded this 1975 session, and they were at the peak of their popularity. You can call this music a form of fusion, but it's a group that always had its roots in populist rhythm & blues, coming of age in the era when Horace Silver and Bobby Timmons were first mating roots music and modern jazz. The big-toned combination of Wilton Felder's tenor and Wayne Henderson's trombone gives added weight to this riff-based gumbo, with Larry Carlton's guitar adding detail to the Stax-Volt ambience that stokes this music. Felder was always the band's outstanding soloist, a flexible tenor player who could add touches of Coltrane to the legacy of Illinois Jacquet. --Stuart Broomer
熱き時代のクロスオーバー・ミュージック
★★★★★
クルセイダーズが旧ブルー・サム・レーベルに吹き込んだ6作目。ジャズ・フュージョンなどという言葉がまだ無かった時代、その新しい音楽は「クロスオーバー」と呼ばれた。クルセイダーズのほか黄金期のウェザー・リポート、ドイツのクラウス・ドルディンガー率いるパスポート、それにジョージ・デューク&ビリー・コブハム・バンドらが出演した1976年のスイスのモントルー・ジャズ祭により、そう命名されたのだが、このアルバムは正しくそのムーブメントを代表する1枚だった。当然ながら、同公演では本作の曲が最も多く演奏された。ジャズ・クルセイダーズ名義でのモータウン傍系レーベルでの諸作やブルー・サム初期3作目ぐらいまでに見られた、荒削りでどす黒いファンクネスな魅力は多少、失せた代わりに、洗練さを増した、いい意味でのメロウファンクネスが強調された音作りになった1枚だ。それはギタリストのアーサー・アダムスやデビッド・T・ウォーカーらが抜け、ラリー・カールトンただ一人になったことによる影響が大きかったと思われる。LPは1枚組なのに見開きジャケットというのも当時らしかった。
Chain Reaction
★★★★★
Larry Carltonが正式メンバーとしてCrusadersに在籍していたアルバムの中では最高の出来。次作”Those Southern Knights"の”Spiral”のギターソロにしびれる方も多いと思うが、ここではLarryのリズムプレイに注目。ES-335でのカッティングの絶妙さは、当時のフュージョンの最先端であり、今でも知る人ゾ知るプレイです。 また全編で聞かれるWilton Felderのベースプレイも最高。(他のゲストベースプレーヤーなし!!) そして何よりも、次作ではあまり元気の無いWayne Hendersonが一杯吹いている。 オリジナル4人+LCのCruderdersの中では最高です。
クルセイダーズ円熟期の傑作です
★★★★★
これはクルセイダーズ円熟期の傑作です。前作よりレギュラーメンバーとなったラリー カールトンも大活躍してます。前作は2枚組でしたがこのアルバムはよりポップな印象で、どの曲もどの演奏も充実しています。僕は「スクラッチ」「サザン コンフォート」とこの「チェイン リアクション」の一連のアルバムがクルセイダーズの円熟期と思っています。次の「南から来た十字軍」は正規ベーシスト(最初で最後の)ロバート ポップウェルが加入していますが、それは自分では黄金時代と定義しています。とにかく、良く出来たアルバムです。なお、これと「サザン コンフォート」のベースはセッション ベーシストとしても名高いウィルトン フェルダー自信が弾いており、これがまた図太くてファンキーでいいですよ。また、スティックス フーパーのバスドラと一番合うのも、フェルダーですね。ポップウェルとは、ノリが違うので優劣は言えませんが。ただ、ポップウェルにはフェルダーよりも強力なチョッパーがあるので、ポップウェルの方が僕には上です。フェルダーももちろん大好きですが。ああ、この頃のライヴが見たいなあ。
おしゃれなクルセイダーズもいいけど
★★★★☆
おしゃれなクルセイダーズもいいけど、本作のように少々アーシーな雰囲気を漂わせるクルセイダーズが好きっ!って方多いのではないでしょか。
"Creole"はどことなく初期BLACK FUNKのようなシンセが時代を感じさせます。タイトル曲"Chain Reaction"は、そのイントロやリフは(今聴くと、少々古さは感じるものの)結構、カッチョいーですよ。L.カールトンの渋めギターもいいですが、私はW.ヘンダーソンのトロンボーンにしびれます (^^;