Ｗ・ヘンダーソンが脱退して発表されたアルバム。よりファンキーにリリカルに生まれ変わったクルセイダーズが聴ける。特にジョー・サンプルの曲は素晴らしい出来で、It happens everydayは後の傑作ソロアルバム通じるムードを持っている。ストリングスが大きく
導入され、よりスケールが大きくなったのと共に、ポップさも目につくが、スッキリしたアレンジとあいまって洗練されたスマートさが特徴の1枚。

ラリー・カールトンのギターが聞きどころ。また、後に脱退してしまうドラムのスティックス・フーパーのビートも真にワン・アンド・オンリー！アルバムとしては70年代クルセイダーズの作品の中では地味な存在だと思うが、全体的にポップな印象で非常に聞きやすいと思う。