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Breaking Point

価格: ¥993
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
Amazon.co.jpで確認
やり過ぎは成功への一番の近道 ★★★★★
フレディ・ハバードの64年作。一般的に次作のほうが評価が高い気がするが、個人的にこちらのほうが好きだしお薦め。寧ろこれが
彼の最高傑作かもしれない。楽曲の質も、演奏の質も、文句を言うところがまったく見つからない。
ここでの彼は誰にも止められない。迸るインプロヴィゼーション、鋭く攻撃的にして余裕と自信に満ちたアドリブ、そして最後に
神業的なテクニック。この一枚にはスリルと創造性と煽動力と刺激と洒脱さ、何より真似できない孤高の革命性がある。
一見地味だが、彼の歩みが最初に到達した達成地点がここだろう。超越が宿った瞬間。
ニュージャズ・スピリッツにあふれたハバードの意欲作 ★★★★★
50年代末から70年代にかけて、帝王マイルスを別格として最も優れたトランペッターをあげるなら、リー・モーガンとフレディ・ハバードが双璧に違いない。もちろんアート・ファーマー、ケニー・ドーハムという前世代の実力者もこの時期十分な活躍をしたので忘れるわけにいかないが、前者二人の才能と楽器自体を鳴らす実力はずば抜けていたといえよう。中でもハバードの60年代前半の数々のセッションで見せた多様で多才な演奏は、ファンキー、モード、フリーといった時代の変節期を駆け抜けた一番の主役であった。本アルバムはサイドメンとしてさまざまなセッションに参加していたハバードが、最も突出したかたちでトランペッターとして、また全曲オリジナルであることからもうかがえるように、一人の音楽家としてのすべてを投入した意欲作である。そこにはニュー・ジャズ的コンセプションを軸とした彼の前衛精神が反映され、鬼気迫るハードで意欲的なアルバムに仕上がっている。特にジェームズ・スポロディングの参加によってアヴァンギャルドの色合いが増し、スリリングな展開が可能になっている。また、ロニー・マーシュズのピアノのユニークさやジョー・チェンバースのアグレッシブなドラミングもアルバムの前衛性を加速させていることも付け加えておきたい。ハバードのトランペットは流麗だが、つややかで芯のある力強い音色で、テクニックは申し分ない。この時点ではリー・モーガンにも水をあけた感が強い。しかし必ずしもこの時代ニュー・ジャズは順調ではなく、ジャッキー・マクリーンやオーネット・コールマンなども苦悩し、エリックー・ドルフィーは客死、コルトレーンも67年に早すぎる終焉を迎え、冬の時代が到来する。ハバードもこの傑作を残しハードかつシリアスなジャズから遠ざかるのである。
気持ち良く吹けてる ★★★★★
と言う点に関しては 文句無しに この時期のハバードの諸作品中 一、二を争う出来ではないでしょうか? 特に一曲目のタイトル曲は良いすね〜っ エキセントリックなジェームズ・スポールディングが また素晴らしい!掛け合いのスリルっちゃあ堪らないもんが有りますよね。んー あぁ あれっ? 聴き込んでて はたと思ったんですが… 曲の構成のあやふやさ(各コーラスの小節数すら、かなり怪しい(笑))に較べて 最初の ユニゾンのとことか ソロから 掛け合い 受け渡しなんかの方が余程しっかり出来ている! 何だ この曲は 普通と構造が 真逆ではないか(笑)
この曲 先に 「こんなソロとか掛け合い、カッコイイでしょうーどうよ?」て ソロを あらかじめ譜面にしてメンバーに見せたところから 曲作り上げている気が… 最後に キー決めて 途中を繋ぐブリッジとしてカリプソ風リフとリズム決めたんじゃないかな? そうだとしたら 凄い新しい作曲手法だよね この当時では やっぱりハバードの才能は量り知れないもんが有る。何で今まで真面目に聴かなかったんだろう 悔やまれて仕方ない。だって 大作「ブルースピリッツ」の前作が これというのが サッパリ意味が解らず… 前年 ハバードが参加した この作品でピアノ弾いてる ロニー・マシューズのプレステージ盤 「ドゥーイン・ザ・サング」とも音楽的に何の脈絡も有りそうでも無く… 案外 今作品はハバードは コンセプト無しで ただ思いついて書き留めて置いた カッコイイ!フレーズを 我が儘聞いてくれそうなメンバーと 思い切り吹きまくる… そんな軽いノリだったんだね? 今聴いても クールで古臭さが無い! 聴き易い割に ドライで エッジが効いてる? 良い作品だよね ちょっと違うジャズを聴いてみたい人には オススメ致します!(とほほの助)
ブルーノート・ハバードの名作 ★★★★★
ブルーノートでのハバードは、ハービー・ハンコックの『処女航海』のように決定的な作品がないようにも思えますが、このアルバムはジャケットと比例するように、ハバードの鋭いアプローチが輝いています。重要なのは、相方を務めるジェームズ・スポールディング(アルト・サックス、フルート)の存在です。オーネット・コールマンを思わせるネットリしたアルトは、フリージャズの要素も取り入れた「Breaking Point」で演奏を熱いものにしています。一方、フルートではクールな流れを呼び込んでいます。中でもドラムのジョー・チェンバースが作曲した「Mirrors」は、ブルーな曲想が印象的です。締める所はキッチリと締めるロニー・マシューズのピアノも含め、キリッとした作品です。何よりハバードのトランペットに無駄が無く、かつスピード感に溢れています。