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Hub-Tones

価格: ¥1,176
カテゴリ: CD
ブランド: Blue Note Records
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フィンガリングさえもどかしい ★★★★★
フィンガリング、楽器を演奏する時の指使いの事だが、フレディ・ハバードというトランペッターを聴いているといつもそう感じる。
変な表現だが、それだけ内に秘めたものが圧倒的だ。表面上に追いついて来てないぐらいに。といって別段、汗臭く、押しつけがましい
印象は持たないのだ。あくまで会話をするような調子で、猛烈なインプロヴィゼーションが放出する。それを一瞬でアドリブ構成する
センスも同時代の中では群を抜いて現代的で格好良い。

この1962年作は、そんな彼のプレイが満喫できる代表作。幕開けを飾る曲以外は彼のオリジナルで、ハイライトを選ぶならやはり
3曲目の「ハブ・トーンズ」だろう。火のような勢いを持つ曲。ハバードのトランペットも火を吹く。音響の隅々までなめて踊るような
炎を感じさせる素晴らしきソロ。この一曲の為に購入しても損はないだろう会心の一作。

また打って変って、お次のバラッド「ラメント・フォー・ブッカー」も素晴らしい。クリフォード・ブラウンの死後、彗星のように現れ、
ブラウニー同様に夭逝した名トランペッターのブッカー・リトルに捧げた曲。誰もが認める「アイ・リメンバー・クリフォード」の様な
名曲ではないかもしれない。だが、どこか神秘的な雰囲気を醸し出すこのバラッドはブッカー・リトルにはピッタリだ。こんな曲作って
もらって天国で泣いてるだろう。

演奏面でも作曲面でも、この一枚を聴かなきゃフレディ・ハバードは語れません。
ゆったり寛ぐフレディ ★★★★★
やっと買い直しました(笑)結局この盤が一番後回しになっちゃいました。改めて聴き直してワタシ初めて良さが解りました。前はねフレディが何故こんな気の抜けた様な普通のジャズやってんのか… って思ってたんですね。「ラメント・フォー・ブッカー」は良い曲だなとは思っていたけど… 他の曲がガツンって感じが無くて。基本的に三管JMのフレディから入った人なだけにね(笑)NGテイク聴いて初めて解りました、このアルバムは最初から「ラメント・フォー・ブッカー」を聴かせる為に作った様なものなのね。もっと言えば、フレディのワンホーン・アルバム、極論だけど。だってジェームズ・スポールディングが他のフレディの作品に較べフィーチャーされてない、スパイス的なフルートが多いね、アレンジがすっきりした感じの曲が多いよね。ハービー使っている割にはピアノソロも少ないかなあ… なんでワタシ、実はこのアルバムに関してはNGテイクを必ず聴くんです。【1】も【5】もドラムがオン気味でリズムが多少ガツンのNGのが良いです。【5】のベースとドラムのバース交換とかソロとか凄いカッコイイです! 骨までしゃぶる聴き方が出来ます(笑)しかも聴き飽きず何度も聴いていくうちに味が出る。それとフレディの盤にしてはボリューム絞って聴いても不満が無いよね。人に勧めるなら、これかも知れないなあ… 俗に言うスルメ盤でしょ、初めてフレディ聴く人にもオススメ致します!(とほほの助)
Freddie Hubbard ★★★★☆
Blue Noteでトランペッターといえば、まず名前が出てくるのはMiles DavisやLee Morganといったところだが、実はこのFreddie Hubbardも彼らに負けるとも劣らない実力を持っている。もちろんMiles Davisのカリスマ性にはかなわないし、Lee Morganの様に聞いていてわくわくするというわけではないが。しかし、最もJazz Playerとしての完成度が高いのはFreddie Hubbardではないだろうか。なによりもアドリブが段違いにかっこいい。そして嫌味のないストレートな演奏をする人だと思う。このCDに限らず、参加しているどの演奏もすばらしいものなので、多くの演奏を聞くことをおすすめする。
バイタルでエモーショナルなハバードの代表作 ★★★★★
ブルーノートにおけるフレディ・ハバードの代表作であり、トランぺッターとしての実力を十分に見せ付けた傑作アルバム。ハバードについて言えば時に味気ないフレーズや豊かさの足りない音色が聞かれるケースがあるが、このアルバムでの演奏は彼の最良の部分が表出され、心地よくつややかなサウンドが包んでくれる。特にYou're My Everythingにおける歌心と厚みのある音質が出色である。Hub-Tonesではさらにハードなハバードが聴かれ、充実した演奏が展開されている。ケニー・ドーハム、ドナルド・バードといった先輩トランペッターや同世代ライバルのリー・モーガンとは一味違う新しさを感じさせるのはハード・バップから出発しながらも様々なイデオムやパッセージを吸収しながら新主流派を代表するトランペッターとして成長していったからにほかならない。手元においていつでもききたくなる愛聴盤だ。
豊かな音色とテクニック ★★★★★
 
 FREDDIE HUBBARD(tp),JAMES SPAULDING(as/fl),HERBIE HANCOCK(p),REGGIE WORKMAN(b),CLIFFORD JARVIS(ds)

 フレディ・ハバードの代表作の一つ。スインギーな「You're My Everything」で幕を開ける。フレディのフレーズも良いし、音色もふくよかで良い。マイルスの音色も好きだが、この当時のフレディの音色も最高で甲乙付け難い。このアルバムでのハイライトは、夭折したトランペッター、ブッカー・リトル捧げた「Lament For Booker」だろう。美しいバラード作品になっている。
 フレディ・ハバードは作曲面が弱いため、数多いリーダーアルバムも散漫な印象だが、ブルーノート時代はまとまりがあり、好作品が多い。このアルバムもそんな中の一つである。