フレディ・ハバードの代表作の一つ。スインギーな「You're My Everything」で幕を開ける。フレディのフレーズも良いし、音色もふくよかで良い。マイルスの音色も好きだが、この当時のフレディの音色も最高で甲乙付け難い。このアルバムでのハイライトは、夭折したトランペッター、ブッカー・リトル捧げた「Lament For Booker」だろう。美しいバラード作品になっている。
フレディ・ハバードは作曲面が弱いため、数多いリーダーアルバムも散漫な印象だが、ブルーノート時代はまとまりがあり、好作品が多い。このアルバムもそんな中の一つである。