大切なのは【当たり前のこと】を実行すること。
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経営コンサルタントの【小宮一慶】氏による、ビジネス指南書です。ところが、これが本当に【当たり前のこと】しか書いていません。意外な情報ではなく、常識で考えればすぐ分かるような、当たり前のことばかりです。でも、ここから自分を反省してみると【俺は本当にこの当たり前のことを実行しているのか?】と思うような部分も確かに多いです。やはりビジネスにおいては、この当たり前のことをしっかり理解した上で、【実行する】ことが大切なんですね。自分自身の今を振り返るために、有益な良書でした。
プロフェッショナルの流儀
★★★★☆
銀行員から人気コンサルタントになった著者の「仕事の心得」を説く本。IT化が進んでビジネスのスピードが速なり、不況の中明日が読めない時代に、なんとなく仕事をしているようでは生き残れないことは、多くの社会人が実感していることだろう。今は「一流」でなければ必要とされない。
著者の引き合いに出す言葉で「散歩のついでに富士山に登った人はいない」というものがある。目標を持って日々努力しなければ結果は出ない、ということだ。著者は月間目標、年間目標、長期目標を立てよ、と勧める。また準備しない者にチャンスは訪れないとも言う。
ちょっと意外に思ったのが、「良い考え方」を持たなければ結果はついてこない、というもの。利益は目標ではあっても目的化してはいけない。相手の事を考えないと良い関係は長続きしない、という事にも通ずる。
もう一つ、目の前の仕事を一所懸命にやれば必ず見ている人がいる、というもの。今時は旧いくらいの教えだが、著者が銀行員時代、システム部に配属になり、高度な資格まで取得するエピソードには頭が下がる。「ワーク・ライフ・バランス」と言っている人は結局「24時間仕事バカ」にはかなわない、とも。簡単に読めるが、ツボを突いている本である。
がんばっていれば、誰かが見ているということかな
★★★★☆
どんな仕事でも、なんであろうとがんばって嫌がらずにやる。そして、それを面白いと思ってやる。
面白いと思うために勉強する。勉強はお客様第一主義で、そのための勉強をする。
以上のように続けていけば、10年後20年後に花開く。
がんばっていれば、誰かが見てくれている。そして、少し少しの差が、10年単位だと大きな差となると言うことだろう。
一流になるための基本です
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小宮さんの考え方は本当に納得するところが多いと思います。
以前、「ビジネスマンのための読書術」を読んだときも、速読の風潮になりがちな時代に、熟読の重要性を説いたりして、本質を突いた鋭いコメントが印象に残りました。
今回のこの本の中で、一流になるための条件を手順を追って分かりやすく説明されていると思います。
思えばここ数年、いろいろな犯罪が起き、TVなどで報道されていますが、ほんの10年前では想像の付かないような犯罪や不祥事が多いことに驚かされます。
人間としていかに正しい考え方を持つかが、これから生きる上での重要なファクターになると思います。論語、老子、ソクラテスなどの古典や、松下さん、稲盛さんなどの超一流の経営者の考えに触れることは、テクニックなどの知識を入れる前に、習得しておくべきことだと思います。
これからは何が起こるか分からない時代です。そのような中で、いかに自分を見失わず、成功していくためには、絶対的な判断基準を持つべきです。
そして、人として生きる上で正しい考え方を見につけた上で、自分の仕事のスキルを習得し、さらに、経営のスキル、そして世の中を動かすためのスキルを学ぶことを説いています。この順番でマスターしていけば、きっと成功するし、どんな状況でも、ぶれずに自分の人生を歩んでいけると思います。
また1冊自分の生き方を考えさせてくれる良書にめぐり合えたと感謝しています。
準備をしていますか?
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著者の経験をもとにした内容ですが、普遍性があり今後の予測については同意見です。
もう日本は、能力は無いくせに年功で高収入を得る夢のような世界には戻らないでしょう。
私は、この著者の本を読んで会計、マクロ経済、税法を学ぶきっかけにした為に、逆にこの本を読んで何も行動を変えられない人は「そこそこ」「三流」の人の証なのではないでしょうか?
家族の生活を守る為という美名のもとに、会社にしがみついて一緒に沈めてしまう輩にはおそらくプロローグを読んだ段階で、読むのを止めてしまうほどキツイ内容ですが、これが現実なのでしょう
準備を万全にしておかねばとこの本を読んで更に学ぶ意欲がわきました。