「○○力講座」シリーズが面白かったので、読んでみた。非常に平易な文章なんで、思わず読み飛ばしちゃうところだけど、実際のコンサルティング経験を踏まえて書かれているだけあって、なかなか含蓄のある言葉が多い。
とにかく、物事を正確に捉え、仮説を立て、それを検証することが大事。そのためには、関心を持つことが大切だ。
積極的に情報を集めるだけでなく、受動的情報を得ること、アンテナを張っておくことが必要だ。本を読むのも最近の速読ではなく熟読が大切だっていうのもその通りだと思う。
思考には正しい価値観を持つことが大事というのもうなずける。
いろんな思考術の本を読んだが、ちょっと違うな。まさに実践的。

あなたは、よい仕事を

してないってことは

なくはないよね？

じつは、

あなたの実践や行動が世間に認められて

評価される仕事だってことに

気づかせてくれる

この本は、ファースト・クラスです♪

著者の｢発見力｣｢数字力」「解決力」を合わせて、
濃度を薄めたような本でした。
別々に買うよりずっと安いですが、
私はこちらの1冊を買うよりも、
前述の本を1冊でも読みこなすほうをおススメします。
明日からの「役立ち度」が違います。

この本で40冊目となる小宮さん。
そのせいもあってか内容に目新しさは皆無。

・ふだんから物事に関心を持つ。
・情報をうのみにせず、きちんといろいろな角度から検証してみる。
・なぜ？ほんとう？それから？
・物事を関連付けて、本質に迫る。

これがこの本に書かれているほぼすべてと言える。
一冊でも小宮さんの著書を読んだことのある人なら、すでに知ってることばかりではないだろうか？

内容的にも、ビジネスマンのための「発見力」養成講座 (ディスカヴァー携書)等と被る。
私はこの発見力の方が内容的にも充実しているように感じた。


エピローグに書かれいてた
・思考には余計なバイアスをかけてはいけないと言われているが、正しい思考には前提として価値観が必要。
という考え方には今回唯一感銘をうけた。

著者の本を読むのはこれで７冊目ですが、目新しいものは殆どなく、前作群の焼き直しのような感じでした。

それだけ著者の価値観と思想が一貫しているということだとは思いますが、そろそろネタ切れ感が強いです。

著者の本をどれも読んだことが無い方にはおススメです。
コンビニに関するデータ等は改めて参考になります。