インターネットデパート - 取扱い商品数1000万点以上の通販サイト。送料無料商品も多数あります。

<私>という演算 (中公文庫)

価格: ¥680
カテゴリ: 文庫
ブランド: 中央公論新社
Amazon.co.jpで確認
その思考が必要なのかは分からない ★★★★☆
人生には越えられないものがたくさんあって、でもそれを「知り」そして「思考」出来れば十分であると気づくことが必要なのではないか。小津安二郎の映画を見て思う漠然としたものには、そのような思考がたくさん隠れているのだと思う。だからこんなにも多くのテキストがそれらを形にしようとあがいているのではないか。

「<私>という演算」に書かれているものは、漠然としたあがきに向けられているのではないか。だからこそこんなにも切実に迫ってきて、なおかつ読んでいて心地よい気分にさせられるのだろう。
小説の方が… ★★★☆☆
保坂和志氏のエッセイを読んだのは、これが初めてでしたが、面白さは微妙でした。小説の方では独特の雰囲気を作り出しているだらだらとした(というと言い方が悪いかもしれませんが)書き方は、エッセイではあまり活きていないような気がしますし、内容自体もちょっとどうかなと。お勧めできない、というほどでもないような気もしますが、同著者の小説を気に入っている人が必ずしも納得できるものではないかなあという感じです。