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天皇の世紀〈2〉 (文春文庫)

価格: ¥860
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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水戸烈公が大変明瞭になった時代史 ★★★★☆
安政の大獄に至る道のりを水戸家、井伊家の両方から余りなく描いている。最後の将軍、一橋慶喜の父親として語られること多い、水戸斉昭の実際の言動が詳しく書かれていて、幕閣が斉昭が慶喜の父親であるというその一点で慶喜の14代将軍就任を阻止しようとしたのがよく判る。
全十二巻堂々の復刊 その二 ★★★★☆
 黒船が来航して、いよいよ幕末史の幕が上がります。堀田正睦を中心とする幕閣と公卿の何も決めないやりとりは滑稽な限りで、国の行く末を思う大名(松平慶永)や幕臣(川路聖謨、岩瀬忠震、永井尚志)、そして志士達が地熱のタイトルが示す如く、マグマのように活動を開始します。
 そのマグマの流れを押し戻すべく、井伊直弼が大老に就任。徳川幕府を何としても存続させる為に断固たる決意で日米修好通商条約を調印し、御三家も巻き込んで反対勢力の排除及び弾圧を決行します。
 安政の大獄において、橋本左内は、自身を何が何でも罪人に仕立て上げたい幕府の非を唱え、遠島から死罪に格上げされてしまい、吉田松陰は死を従容として受け入れ、自身の思いを後に託し、時代は大名の活動から志士の活動へと舵を切ります。