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天皇の世紀〈4〉 (文春文庫)

価格: ¥900
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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行動の人、島津久光の上京の背景がよく判る ★★★★★
幕末・維新史では悪役の島津久光がなぜ意見の異なる兄(弟という説も)、斉彬の意思を次いで上京したのか、風雲急を告げる京都を巡る長州(高杉晋作)や土佐(武智半平太)の周辺を交えて実況中継風に描く。司馬遼太郎の数多い著作の筋立てが本作に影響を受けているのではないかと強く感じた。
全十二巻堂々の復刊 その四 ★★★★☆
 攘夷熱に浮かれる中、その中心勢力であった水戸が事実上脱落、代わって土佐が台頭し、薩摩・長州と攘夷の一番手を競います。
 薩摩は島津久光が陣頭に立って活動。俺より目立つ奴は許さんと寺田屋事件を起し、攘夷の熱い期待に答えて生麦事件を起し、薩英戦争を勃発させます。結果、攘夷の不可を悟りますが、イギリスとの交渉はなかなか立派な態度で臨みます。
 長州も負けじと活動し、馬関海峡で外国船を砲撃し、京での攘夷活動で主導権を握ろうとしますが、薩摩と会津の連携により七卿落ちという憂き目に遭います。その一方で、高杉晋作が奇兵隊を結成し、伊藤俊輔や志道聞多(井上馨)等が、外国へ留学します。
 幕府は、京の治安回復のため京都守護職を設置し、その任に会津藩主松平容保が就任します。