本当のわたしとはなんなのか。この体は本物なのか。この世界はどうなっているのか。
少々盛り上がりに欠けますが、神林作品としての体裁は整っています。
I(アイ、一人称)なのか、U(ユウ、二人称)なのか。現実なのか非現実なのか。この体は本物なのだろうか。
イマイチ盛り上がりに欠けるものの、連作短編だけあって非常に読みやすい作品です。