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闘王―グイン・サーガ〈112〉 (ハヤカワ文庫JA)

価格: ¥567
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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ひっぱります ★★★☆☆
前巻から引き続いてタイスの四剣士との戦いが展開しています。

試合後、かるく脱出を試みますが、うまいこといきません。
あれだけガンダル、ガンダルと持ち上げているだけに、
当のガンダルさんと会わないうちはそれも無理なのでしょう。

展開といえば、ここにきて物語の展開も相当遅くなってきました。
間延びしてきた感がでてきたように思えます。
タイス脱出失敗 ★★★☆☆
マーロール、グインと剣を交えてここまで良戦するってのはひょっとして現グインワールドでグインを含めても2番手の剣士?
どうでもいいけれど挿絵が載っていたけれどドーカスってもっとごっついのかと思ってた。
んで、ドーカスの案通りにタイス脱出を試みるグインだけれど、珍しくグインが直に動いている割にはうまく行かず脱出の最中にスイランがスーティを奪って逃亡したりでなんだかんだで脱出は失敗に。
グイン、記憶を失ってからは行動が雑になったのかヤーンに見放されたのかは知らないが前みたいにとんとんで上手く事が運ばなくなってるね。
んで、スイランはゴーラ宰相カメロン直属部隊ドライドン騎士団のブラン准将だったみたい。まあ、ドライドン騎士団の面子だってことはバレバレだったんだけれど、ブランが直々に〜だった訳だ。
カメロンもイシュトに疲れてきているのにドライドン騎士団の1番手を間者に出すなんてやっぱりいいヤツだよなぁ〜。
どっちにしても、タイス伯爵のところに引き戻されて刑罰を喰らうと思いきや、代わりにグインがいろいろ上手いことを言ってその場は丸く収まる訳です。
ここまで来たらまだまだタイス編は終わりそうもないので、どうせならガンダルとグインが戦ってもらいたいという気持ちになってきた。(ある意味物語の進行に対して諦めの境地)
イケメンだと思っていたのにぃ! ★★★☆☆
マリウスの妻オクタヴィアを助けたブラン様。もっとハンサムだと思っていたので、それがショックでした。そんなにごっつかったのね。(涙)
話としては面白いけど、早くパロに行きリンダに会ってくださいね。
嵐の前の静けさ ★★★☆☆
タイスの四剣士のうちの3人をあっさりと倒したグイン。残る四人目、白のマーロールは、グインにとっても容易ではない相手で、妖術とも見まごう妖しの技を使うのであった。グインがマーロールに傷を負わせると、マーロールは、捨て台詞を残し、戦いを中止して去っていく。グインは、タイスのタイ・ソン伯爵にとって、水神祭りでの勝利のため、なくてはならない手駒になってしまっていた...

まだ、タイス篇は続行のようです。作者は楽しいのでしょう。読んでる私もまぁ、楽しくないかといわれると楽しいですが、何度も言ってますけど、「外伝にしてさっさと話を進めろ!!!」と誰かいってやってください。本当に...あとがきを読むと作者の健康状態もそうそう万全というわけではなさそうですし、まず、本編を終わらせてから、好きなだけ、外伝を書いて欲しいものです。「未完の大作」にだけはしないで....

とまぁ、愚痴もいいたくなりますが、内容的には面白いです。相変わらず正体を隠し続けるグインと、伯爵の愛人におさまってしまったマリウス、どうしようもないリギア、そして、今回は、あの人の正体が明らかになります!!!このほうがなんとなく話も落ち着いてよいものです。最初はマーロールとの戦がありますが、水神祭りの前の嵐の前の静けさって感じでしょうか。お話はほぼ進んでませんし...登場人物たちもなんだかまったりしてました。
連載マンガ状態 ★★★★☆
あきらかにストーリー展開が遅くなってきています。グイン・サーガの長いストーリーからみると、本巻だけを読みのがしたとしても「ついていけなくなった」ということはありえません。その意味では、ストーリーが水増しされています。
しかし、栗本氏の憑依したような筆致はあいかわらずであり、惰性的・習慣的に手にとった本巻も気づいたらグイグイ読まされました。やっぱり面白いです。