王道。しかも極上の王道。
テンプレを読んだ気にならず、本当にエンターテインメントになっている。
本当にうまいと思います。
キャラ良し、話良し、Ｈ良し。文章も読みやすく安心して萌えられる、
ひちわ先生はたまに趣味に走るカンジのものを書いて、それは個人的に地雷ですが、こういうのは大好物です。
誰にでもオススメしたいＢＬ。

一人の男との出会いによりみすぼらしいかった男が磨かれ輝いていく物語。
ラブストーリーの王道です。
またHの手ほどきとか、かなり読んでる方もドキドキしますし勉強になるかも?!
本当はストーリー自体はすごく良くて☆五つなんですが…。
すみません…。
イラストが苦手です。私の好みではなくて。あくまで個人的な主観です。
私は眼鏡好きですが正直カッコイイと思えなかったです。梶本も。
仕方なく自分の好みをイメージして補完しました。
ドラマCDも発売され、そちらはかなり梶本の声がカッコイくて萌え〜☆です。
両方セットでオススメです。

2001年に出た物の再出版です。
梶本(攻)視点からの書き下ろしが入ってます。

地味でダサくて自分に自信の無い男、京一。
ある日、同僚であり友達だと思っていた永瀬に手痛いうらぎりにあう。
人生に悲観しベロベロに酔って橋の上から川を見つめている所、「死ぬくらいならそのカラダ、俺によこせ」と梶本に引き止められ、永瀬への復讐を持ちかけられる。
不遜で強引な梶本に反発しながらも髪型、服装、眼鏡等外見を変えられていき・・・。

外見を変えられ、自信が付きみるみる輝いていく王道的シンデレラストーリー。
一つ違うのは変えた相手が王子様ではなく、とんでもないエロオヤジという事でしょうか。
年が割りといってるせいか余裕があり、すぐに身体を繋ぐ関係にはなりません。
ネチネチと言葉と愛撫で開発していくテクは拍手モンです。

梶本視点の書き下ろしは★+1です。
その書き下ろしのラスト--------
梶本が美容師との会話中、京一からのメール『ティッシュがきれた。』
美容師(会話の続きで)「さすが、勉強になります。それってやっぱり愛されてる男の余裕・・・ってやつですかね。」
梶本メール返信『買って帰る。』
そして、余裕たっぷりの不敵な笑みを浮かべて立ち上がる。
梶本「当然だ。なにしろあいつは、このおれにメロメロだからな。」
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どう考えても自分の方がメロメロなのに気付いてない、愛すべきオヤジに乾杯♪
末永くお幸せに・・。

他人から薦められて買ったんですが、買って良かったです！
読後の感想は、「ちくしょう、やられた！」って感じ（笑

主人公・京一は親友だと思っていた男に裏切られ、自棄になった彼が自殺を考えているところで、謎の男・梶本に出会い契約を持ちかけられます。
ダサイ、暗い、神経質な主人公が、梶本に振り回されながらも綺麗になっていく姿や、私生活が満たされ仕事にもいい影響を受けて行く姿は、イチ社会人として共感できる部分もあり、感動します。
自分を裏切った男への復讐心と梶本への複雑な思いにゆれる京一の、切ない心情に感情移入して、途中泣きながら読んでしまいました。
H度も濃いんで、途中は「ちゃんと1冊でまとまるのかこの話！？」って不安なくらいでしたけど、あっちもこっちもよくまあ伏線を回収できているなあと、作者の強引な程のまとめ方にびっくり。
ていうか、ぶっちゃけラストのオチは「そりゃねーよ！ちくしょー、こんなのアリか！やられたー！！」って感じです。強引に甘い！で、面白すぎ！
切ない、切ない、切ない、のち甘甘！！まさに最後はチョコレートのようなお話。