有間の「悲しい時にしか歌がつくれない」というのと
大海人と額田が結ばれる場面は井上版額田の影響かなと思われました。
(井上版額田では”梅の精の子”を宿したと言われているところが
大和版額田では”白藤の花の子”になってますが)
有間が狂人になっていないのと、謀反事件で「あなたの命をこの中大兄にくれまいか」
問われるところは、なかなかに新鮮で面白かったです。
お話は壬申の乱の前の中大兄皇子が亡くなるとこで終わっています。
額田と中大兄と大海人の愛のトライアングル+鎌足でテーマは「青春」なんですね。