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天の果て地の限り (講談社漫画文庫)

価格: ¥756
カテゴリ: 文庫
ブランド: 講談社
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ときめきます ★★★★★
遥か昔に読んだ古い作品ですが、二十年近くも忘れられないほどのときめきを感じた作品です。
この時代を題材にした少女マンガは別の作者の「天上の虹」という有名な作品があり、そちらの円熟した美女・額田女王のイメージとは正反対かもしれません。
こちらでの額田女王は奔放で神秘的な美少女として描かれています。二人の皇子に愛される主人公額田やその世界観に魅力とロマンを感じます。二人の皇子との三角関係ですから本来は昼ドラ的などろどろしたものでしょうに、泥臭さや醜さがあまりなく、二人の皇子の額田の愛し方も素敵です。絵柄的にも現実味は少々薄いですが、とても少女マンガらしいというか……読み手のときめきを誘う少女マンガとしては秀逸だと思います。
この作者の作品の中でも、すごく好きな作品の一つです。
この作品に出会い日本史が好きになりました ★★★★★
この本を初めて読んだのは、確か小学生の頃です。

当時は深く理解はできなかったものの、額田の女王が二人の皇子に愛されるというストーリーに胸をときめかせ、飛鳥、奈良時代に興味を持つようになりました。

今、改めて読むと、男女の愛と歴史を見事に物語りに仕立てておられるところに、大和和紀先生の素晴らしさを実感しました。額田の女王と天智天皇・天武天皇のラブストーリーは絶対にこうであったと思えるのです。

大和和紀先生は、この作品の評判がよかったので、この後、あの「あさきゆめみし」の執筆にとりかかられたとのこと。ある意味「あさきゆめみし」の原点です。私もこの作品が面白かったので、「あさきゆめみし」を読み始めたひとりなので。

まだ読んだことがない方はもちろん、昔読んだ方もぜひもう一度読んでみていただきたいです。

併録の「冬の祭り日」も二人の男性に愛される女性の話。昔、この話にもときめいたなぁ。
大和和紀先生の書く幼な子はとても可愛い。この作品の見所のひとつだと思います。

再読 ★★★★★
高校時代に1度読んだことがあったのですが、10数年ぶりにまた読みました。
感動が違いました!
と言うか、子供じゃ理解できないくらい内容が深いのかも。
この物語は人生を重ねた方のほうが理解できるんじゃないかと思いました。
そして青春!
最後の、駆け抜けた、って辺りが自分と重ね合わさってジーンときました。
テーマは青春 ★★★☆☆
再読しました。
それにしてもなに人?なんだ、この人達は。鎌足までこんなに美形になっちゃって。
私の持ってる額田のイメージは豊満な肉体を持つ大人の女性なので
スレンダーな額田は意外な感じ。(大和和紀さんの漫画で太った人って見た事ないけど)

有間の「悲しい時にしか歌がつくれない」というのと
大海人と額田が結ばれる場面は井上版額田の影響かなと思われました。
(井上版額田では”梅の精の子”を宿したと言われているところが
 大和版額田では”白藤の花の子”になってますが)

有間が狂人になっていないのと、謀反事件で「あなたの命をこの中大兄にくれまいか」
問われるところは、なかなかに新鮮で面白かったです。
            
お話は壬申の乱の前の中大兄皇子が亡くなるとこで終わっています。
額田と中大兄と大海人の愛のトライアングル+鎌足でテーマは「青春」なんですね。