久々に心を揺さぶられた作品
★★★★★
この五巻も他の方の評価の高さもうなずける質の高さです(^o^)激動の最終巻の前のひとときの割合静かな感じの話だったというか、生身の人間と人工体の人との埋められない溝、リキもイアソンも互いを心の奥では想い合っているのになかなか口に出せないもどかしさ、やるせなさ。身分差のようなものがここまで二人の行く手や未来を塞ぐとは、、、読んでいるこちらも悲しくなってくるぐらいです。でも全作品に共通するイアソンのリキに対する溺愛ぶりが読んでいて微笑ましいです。特に人工植物園でリキが大きな木の木の枝で眠っているショットにはイアソンが思わず微笑む所は胸がほんのり温かくなるようでした。