クリスタル文庫の続きは5・6巻
★★★★☆
中断した旧クリスタル文庫6冊分を
合本して、1〜4巻になっています。
1巻…クリスタル1巻+2巻
2巻…クリスタル3巻+4巻前半
3巻…クリスタル4巻後半+5巻
4巻…クリスタル6巻
なので、クリスタル版を持っていれば、
5・6巻だけを購入すればOKだが、
書き下ろし小冊子の応募券は3冊必要。
光風社出版『間の楔』と判りにくかった
外伝『ミッドナイト・イリュージョン』
を1つにまとめてリメイクしている為、
文庫版は単行本より判りにくい。
文庫が判り難いと思った人は、シンプルな
光風社の単行本を読む事をお勧めします。
星1つマイナスしたのは、イラストが
『銀英伝』の道原かつみ氏から変わり、
SFからBLになってしまった為。
ひたすら面白いです!
★★★★★
私が間の楔を知ったのはアニメ作品画が最初。(1時間半ほどの作品だったと思います)
原作を知らないままの、細かい内容などましてや知らずという状態でしたが、見終わった後の小気味良さは格別でした。つまり、はまってしまったわけです。その後、ハードカバー版を手にしましたが飽き足らず、訂正、大幅加筆した文庫版にも手を出したとういわけです。
さて、感想ですが、「買ってよかった!後悔無し!吉原先生、こんなに細かく書いて下さってありがとうございます。」です。ハードカバー版では現し切れなかった登場人物たちの内面や過去のできごとなどが、たっぷりと描かれていて満足しました。
カットもよかったです。
イアソンの気品と冷酷さにゾクゾクします♪
★★★★★
原作を全く知らず、偶然OVAから入った私。
約20年前に作られたとは思えぬハイクオリティーな画質と『イアソンは彼しかいない』と言わしめた塩沢兼人さんの名演に感動したのですが、人間関係や細かい設定がよく解らなかったので復刻版が出たのを知り購入。
普段は東野圭吾さんなどのミステリーを読んでいて、この手の作品は初めてなのですが、400ページ近くあるのに一気に読んでしまいました。
いやぁ、面白かったです♪
1巻なのでまだ序章ですが、「あ、そういう事だったのね!」と納得。
タナグラ、ケレス、ブロンディーと、いきなり文字の羅列から入るよりもOVAから入った方が解りやすいと思いますよ。
ストーリーもしっかりしていてBLのジャンルに分けてしまうには惜しい位、普通の小説として読めます。
リキもイアソンもホントに魅力的で、出逢うべくして出逢った2人。
‥てか、リキは挑発しすぎ!!あれじゃ誰だって〜(笑)
ラストは解っていますが、続きが気になるので2巻も買います。
読んでいると‥、文字なのに‥、頭の中に塩沢さんのクールボイスが聴こえてきます‥。
評判に違わず。
★★★★☆
本屋で初見。
‘BL黎明期の古典的名作復刊’の帯に魅かれ、
でも1巻?どんだけ長いねん!SFは好きだけど。
とりあえずネットで調べ、即購入。
いやあ面白かったです。
確かに説明超長いです。
架空社会を背景にしているだけに止むを得ないかも。
少し我慢です。
でも待たされた分、リキそしてイアソン登場がインパクト大。
すごく魅力的な主人公達です。
華があり、キャラ立ちまくってます。
1巻はまだ導入部で、これからですが
長いだけにどっぷり作品世界に嵌れそう。
つづきが待ち遠しいです。
降参
★☆☆☆☆
先ず、カタカナの人名・地名・団体名のオンパレードに混乱し、
どのシリーズでもお馴染みの、くどい文に参りました。
悪の巣窟、吹き溜まりにいる いくつかの不良グループ。
その中では有名人だというリキ、15歳。
お相手の 金髪の人イアソンは人工体。
その二人の関係はペットと主人。
とても歪んだ関係ですが、それ故に惹かれ合う?
だが、単語も文章も物語も、私にとっては好みではなく、お手上げでした。
一冊目は単なる序章で、これから、の様ですが、私はリタイヤ。
・・・それよりも、
約20年前の作品が、10年前にクリスタル文庫でリメイクされ、
更に10年が経ち、今度はキャラ文庫で「もう一度初めから」・・・な、訳です。
吉原先生の作品は、子供の領分・二重螺旋・くされ縁・陽だまり・・・
そうでなくても完結せず、数年待たされているシリーズが多数。
ここに更にリメイクとはいえ、当シリーズが追加されると、
ますます、既存シリーズは待たされる?・・・って、事ですよね?・・・残念です。