この作者のもうひとつの新選組本が面白かったので、
こちらも購入しました。
　前作のように、新選組ものでよくメインとなる人物
（土方や沖田、近藤、永倉、原田等）が、脇役となる
人物の視点から書かれているのがとても新鮮でした。
そして普段は脇役、この本では主役級の篠原、阿部、
尾形等が、人間くさくて魅力的でした。特に世の中の
酸いも甘いも噛み分けたみたいな山崎が、良い味を
出していて渋くて、彼が登場するたびに、読んでいて
わくわくしました。
　面白い新選組の物語を読みたい方におすすめです。