いよいよシリーズものの特徴が出てきました
★★★☆☆
シリーズ3巻目ともなると、若干、過去を振り返る作品が増えてくるようです。また特定の日時が指定されている作品もいくつか見受けられます。結果としては、かなり時代が前後する作品が含まれています・たとえば、「内臥しの巫女」は968年と例示されていますし、「ものや思ふと」は962年の作品です。また過去に登場した人物(八百比丘尼、道満、智徳法師)たちが、再登場しているのも3巻目から見られる現象です。また、当時の権勢を握る政治家、兼家、兼通なども事件解決の依頼者や事件の陰の黒幕として話に関わり始め、晴明も政治的な立ち居地を気にせざる得なくなってきているようです。「ものや思ふと」は歌合せと和歌の創造に関わる面白い視点を提供しています。
博雅の言葉に感動
★★★★★
打臥の巫女の巻です。清明に博雅がしみじみと
語るシーンがあって これは全巻通して一番清明と博雅が
よいな~と思えるシーンです。博雅と清明の気持ちが
ほのぼのとそしてしっとりと描かれています。はずせない
一冊です。
・・・やはりいいですね。陰陽師 @」」- ♪
★★★★☆
この本登校鞄に、いつも入れてますよ。面白いです。
特に好きなのが迷神。死んだ人が生き返ればと言う気持ち。
僕もときどき思いますよ。
やはりこの独特の雰囲気がいいですね。
読みやすいし面白い。そして自分も、晴明と博雅の座る縁側にいっしょに座り、月を見ながら酒を飲んでいる…
そんな気持ちになる作品です。
日本人の本来の姿ですね。 @>
色気を感じる平安京
★★★★★
陰陽師 安倍清明ってご存知ですか?
聞いた事はあっても、興味はありませんでした。古典や歴史は苦手だし。
そんな私でも最後まであっという間に読み通せる本です。
キレイな日本語が魅力的です。
純古典的でなく、読みやすい日本語です。
「いとをかし」より「あなや」なので疲れません。
平安京の夜に現れる百鬼が興味を引きます。
すこし秘密めいた色気を感じます。
さぁ、百鬼夜行を楽しみましょう!
これは!
★★★★★
私はこういう歴史物は少し苦手で特に
難しい漢字があるとすぐ読み飽きてしまうのですが
「陰陽師」は違いました。会話文が多いためか
おもしろく、ドキドキしながら読ませていただきました。
探偵もの?と思わせるけれど少し違う。
そんな不思議な話です。どんどん読めるので
次に、次にすすむ・・・。次の話が楽しみです!