道満の描写
★★★☆☆
シリーズ4作目です。道満がらみの話が2編入っています。好敵手としての道満の造形が徐々に成されているようです。その造形は必ずしも悪を体現するものではなく、道満自身はおそらく晴明の考え方の或る一面を体現する人物であることが示唆されているようです。時代的なディテールをほじくってみると、「漢神道士」は976年の事件であることが示されており、一方「晴明、覆物の中身を占うこと」は複数の登場人物の登場から、946年から949年の間の事件で或ることが示唆されています。ということは、この間には25年以上の時間の経過が存在しているようです。このようなシリーズを書き続けるのも大変なようです。「月見草」での和歌の解読はその落ちも含めてほほえましいものです。
あっさりしてます
★★★☆☆
今回は短編集です。この作品はどうやら第4巻のようです。でも短編集なので、気にならずに読むことが出来ました。短編ということで、かなり気楽に読めます。あっさり味ですね
面白い!
★★★★★
映画とは又違ったおもしろさがあります。
清明と博雅の掛け合いがいいです。
よい男だな~というエピソードも楽しめます。
早く文庫化になってを楽しみにしているシリーズのひとつです
★★★★★
蘆屋道満との方術比べ「晴明、道満と覆物の中身を占うこと」は楽しめます。
「漢神道士」もわかりやすくて面白い。
色々出ている陰陽師・安倍晴明ものの中では何もない状態からでも入りやすい作品ですね。
映画で対決した道満とのエピソード有
★★★☆☆
道満との方術合戦のエピソードが入っています。
『ぼんやりしたもやのようなものでも、人と見れば人となる。』、『神も鬼も人がいなくなればいなくなる。』など、呪の基本が語られています。陰陽師は、悪霊払いのようなホラーではなく、哲学の一つかも。