ありがとうボネガット!!
★★★★★
「死よりも悪い運命」とこれは、
「アースクェイク」はじめ、末期のフィクション
作品に?だった方も、読んで欲しい。
オモシロおかしいボネガットしかいらない、
という人には薦めませんが・・・。
ここまで徹底してリベラルであり続けられるって、
ホントに凄いことだ。
日本の戦後生まれの、にわか気分右翼、
あるいは左翼、はこの本読んでもなんとも
思わないんだろうなあ。
粗探しはべつにして。
異議申し立てもユーモアたっぷり!!
なんたって、ここにぼくらは惚れたんです。
天国にも地獄にもいないボネガットさん、
ありがとう!!
ヴォネガット爺の「喝っ!」
★★★☆☆
かつて『屠殺場5号』を読んで衝撃を受けたことを思い出し、というか
著者のヴォネガット氏が生きていたことすら知らなかったが、懐かしさ
から読みました。
なんというか皮肉めいた物言いがさすがのヴォネガット。いやもうなんか
歳を重ねた分“ヴォネガット爺”みたいな感じになってて愛嬌たっぷりの
文章。ニヤニヤしながら「またあの爺さん言ってるよ」的な読み方が正し
いかどうかは知りませんが、そういう読み方に不思議となってました。
地球をボロボロにしながら見て見なフリをする欲にまみれた人間たちであ
ふれ、かといって指導者らは権力亡者の馬鹿野郎どもで、世界はもう終わ
りだ!人間はもう終わりだ!こんな世の中もう笑い飛ばさないとやってら
んねえよhahaha。
ヴォネガットの挿絵あり
★★★★☆
ヴォネガットの挿絵もある。
彼の思想はいたく心地よい。
井坂さんが好きなら一読あれ。
まっとうな倫理観を謳うことが今求められていると思う。
ヴォネガットよ永遠に
★★★★☆
この世にもうヴォネガットがいないことがとっても残念でなりません。小気味の良いテンポで進められる独自の文体、ウィットの効いた言葉たち、現代に対する鋭い視点、こうしたものを明快に示せる人はこれから先もあまり多くないでしょう。
小説とは違ってエッセイであることから、ヴォネガットの考えがそのまま文章になっていて、分かりやすいです。小説とは違った楽しみ方をできます。多くの人が読むことを願う作品です。
ちなみに比較的平易な英語ですので、可能であれば英文で読むことをお奨めします。日本語訳はちょっと直感的でないところがあると友人は言っていました。確かにそういうところもあると思います。
ありがとう。ヴォネガットさん。
★★★★★
久しぶりに優しい読書ができました。読んでいる途中は、いろんな考えや感情が交錯して、自分の思いがコーヒー入れてる時みたいに、ぶわぁっと膨らんで その後言葉を選んで少しずつ出てくるような気分でしたけれど、やっぱり読み終わった後はなんか、Happyでヴォネガットさんに「おじさん、ありがとう」って言いたくなる。そんな読書でした。
さて、オバマ大統領になって立ち直ろうとしているアメリカを、ヴォネガットさんは天国からどんな眼差しでみてるのかな?