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母なる夜 (ハヤカワ文庫SF)

価格: ¥735
カテゴリ: 文庫
ブランド: 早川書房
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飛田訳復刻、成る! ★★★★★
復刊されてます。飛田茂雄訳。

白水社版との大きな違いは、
作者が後にこの作品について語った後付の「序文」があること。
スローターハウス5より前、
ドレスデンの爆撃について、
あるいはナチスについてヴォネガットが語ったのはこれが初めてだったとどこかで読んだ気がする。
Make love when you can.
これをあんなにきれいに訳すって、
この人タダモノじゃないなぁってしょっぱなからびびった。
原文・池澤夏樹訳・飛田訳と読んできたけど、
訳としちゃ飛田訳がぴか一じゃないかな。
池澤訳を読んだ人にこそぜひお勧めの一冊。
映画も良いのでお勧めします。
飛田訳も復刊してほしい ★★★★☆
「母なる夜」は白水Uブックス・池澤訳とハヤカワ文庫・飛田訳の
2つが出版されていて、これについては甲乙つけがたい。
残念なのは、後発であったハヤカワ版が入手困難になっていて、
なかなか高値がついていること。
池澤訳は現在も書店で平積みになっているので、
「母なる夜」そのものが読めなくなったわけではなく、
救いがあるものの、ハヤカワ版には白水版にはないよさもあるので、
とても残念に思う。

というのは、後発だったためもあると思うが、
ハヤカワ版はちょっとしたオマケをつけている。
それは、ヴォネガットによる「読者のみなさん」という序文が収録されていること。
序文に書かれている言葉がすこぶるいい。
機会がある方(あなたの街の図書館に、この本がありますように!!)は、
序文だけでも目を通してほしい。復刊してもらいたい一冊。

(やっぱ池澤版「ハイ・ホー」より飛田版「ハイホー」のほうがしっくり来るなぁ...
いや、どうでもいいですが)
かなり奇妙なスパイ小説 ★★★★☆
かなり奇妙なスパイ小説である。
主人公の正体を知っているのは、自分を含めて世界でたった三人。
優秀だからなのか、運が悪いからなのか、戦争犯罪者となっていく主人公の皮肉すぎる立場にじいんとくるものがある。
理解されないものの悲しさがあふれていて、面白い。