Caravanserai
価格: ¥829
サンタナが1972年に発表した異色作にして傑作。感情のありったけを込めたカルロス・サンタナのギター、煽情的なパーカッションはそのままに、トータル・コンセプトに基づいたドラマチックかつプログレッシヴな展開が素晴らしい。ジャケットの砂丘を思わせるスケールの大きなアンビエント感のあるサウンドからラテン・ロック全開のフィナーレまで息をもつかせないスリリングな展開。アルバムの大半がインストゥルメンタルで、ヴォーカル・パートが抑えめなので、サンタナの情熱のギターをたっぷり味わうことができるのもうれしい。(山崎智之)