英語版エバンゲリオン
★★★★★
人気Tvアニメエバンゲリオンの英語版コミックシリーズの第5巻です。エバンゲリオンは、ミステリアスで、ユニークで本当に面白い漫画だと思います。エバンゲリオンも使徒も新規なキャラクターだと思います。英語版の英語は難しくなく、絵をみれば、十分ストーリーを追えると思います。ただし、英語は崩れていて、ややとっつきにくいところがあります。巻末には英語圏の人のために、漫画のコマの追い方や、擬態語擬声語などの解説がついています。また、エバンゲリオンでの用語解説もついており、エバンゲリオンの世界を理解するのに役に立つと思います。ペーパーバックですが、中々立派な本になっていますが、新品で買うと、結構値がはるのが難点ですが、その価値は一応あると思います。
4巻目までとは、うって変わった暗さが支配し始める
★★★★☆
4巻(アスカとのシンクロ作戦)までのおちゃらけた明るさから、急転直下暗さが支配し始めるのが5巻のような気がする。
何といっても、母の命日の墓場でのゲンドウのセリフがこの巻のピークだろう。
「人は何故かお互いを理解しようと努力する しかし覚えておけ 人と人とが完全に理解し合うことは決してできぬ」
本当の親からこんなことを言われたら、びっくりしてしまうだろう。しかし、それは真実であるのかも知らないが。
人とはそういう悲しい生き物だ
★★★★★
いよいよ話が核心に迫ってきた感がある。
だが、それよりなにより、扉絵の完成度が非常に高いことに驚く。
中身の画力は、6・7巻あたりで極まっていると個人的には感じるが。
紅茶のエピソードが生きてます
★★★★★
エヴァは興味を持った頃にはとうに放送が終わっていたので、とりあえずコミックを読み、後からビデオを見た。なので、どうしてもこちらの印象が強くて困るが(別に困ることもないか)、テレビではトウジと二人でレイの部屋を訪ねてお掃除をするエピソードが、こちらでは一人で来たシンジに、レイが慣れない手つきで紅茶を入れるエピソードに変わっている。このシーンの二人が実に可愛い。後の巻に出てくるレイの「碇くんの手」の感想に、この4度目が「嬉しかった」というセリフで生きてくるあたり、うまいなーと思う。
貞本氏が最初の巻のあとがきでおっしゃっているように、テレビ版とは逆に、行動では逆らってみせるけれど内面がストイックというシンジの方に親近感を覚える。この5巻が特にそうかな。
アスカがイイ感じ
★★★★★
第5巻は「マルドゥック機関につながる108の企業のうち106番目にたどりついた加持リョウジ」から「バイトが露見した加持リョウジ」あたりまでを収録。
コミカライズ版全体にいえることだが、概ねアニメ版に準じているがディティールは微妙に異なる。
個人的には、こういう「ちょっとした違い」というのがたまらなく嬉しい。
だから、コミカライズ版もアニメ版と同じく愛着を感じております。
第4巻で登場したセカンド・チルドレンことアスカの登場で、これまでとは雰囲気がガラリと変わります。
平たくいえば台風の目が誕生したという感じでしょうか。
もちろんシンジはじめ三バカトリオは、彼女にグルングルン振り回されるわけです。
このあたりはアニメ版のイメージを少し違った形で表現してくれているので、個人的にはどちらが良いかと聞かれれば困ってしまうくらいです。
まあどちらも好きだと答えると思いますが。
加持さんの愛車は、ロータスのエランという旧車です。
「ボルト&ナッツ」というロータス・エランを扱った?漫画があります。
そちらの第5巻に収録された「巻末対談企画」に作者の貞本義行さんが出演されているので、興味がある方はチェックしてみると面白いかも。