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リアル 1 (Young jump comics)

価格: ¥620
カテゴリ: コミック
ブランド: 集英社
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年甲斐もなく、嵌った(当方、まもなく不惑) ★★★★★
ぐいぐい引き込まれます。年甲斐もなく、嵌った(当方、まもなく不惑)。
一巻での、ハンディをよこせといって、車椅子を交換するシーン。
車椅子が才能だ!というシーン。 心を打たれました。
なによりすごいのは、 ★★★★★
  書き手の登場人物への眼差しの温かさ。
 さりげない脇役も悪意なく描かれています。
  読んだあとで、気持ちがいい方向にスッと向くような、そんな漫画です。
  
☆その名の通り「リアル」な人間ドラマの意欲的大名作! ★★★★★
☆『スラム・ダンク』、『バガボンド』等で知られる、日本漫画界の大ヒット・メーカー、井上雄彦先生が車椅子で行うバスケットボールと心に深い傷を折った障害者を題材に難しいテーマに挑戦した意欲的で社会派要素が満載の作品。戸川清春、野宮朋美、高橋久信といった個性豊かな三人を中心に人間ドラマが展開される。生きる事の厳しさと葛藤、親子間の問題、様々な困難、喜怒哀楽な人間関係を井上雄彦先生はやるせない哀愁と清々しい人間味を交えて描いている。さりげなくユーモアを取り入れている構成にも力量を感じさせる。苛烈なリハビリ描写と躍動感あふれたバスケット・シーンは秀逸。若者たちの青春群像劇としても最高=抜群の出来映え。写実的で織細な画力がこの物語にリアリティーを与えている。漫画をも超越した井上雄彦先生の熱き魂と感動がこもった珠玉の大名作である!☆。
書評 ★★★★★
この作品は、強い意志がとても強く伝わってきて自分に勇気をくれる作品だと思います。
この作品の主人公である少年が事故で足を失ってしまうが、この少年はそれでもくじけずに車椅子バスケに挑戦してまっすぐに自分の人生を生きているところ僕は勇気をもらいました。
強烈なる生命賛歌のメッセージが込められた井上漫画の金字塔 ★★★★★
身障者車椅子バスケットボールを題材とし、その選手達と周りの人達の生き様を描いた物語である。たとえ今日、健常者であっても、我々はちょっとしたきっかけで、明日は身障者になる可能性を常に抱いて生きている。ちょっとしたきっかけで死んでしまうように、ちょっとしたきっかけで身障者の世界に行くような儚い状態で我々は生きている。ということを「リアル」は痛烈に読者に伝えてくる。健常者と身障者とを分かつ境界線はあってないようなものである。それこそが「リアル」な状態であり、だから身障者であろうとなかろうと、その生を思い切り生きることが重要である、というメッセージが強烈にうっとうしいほど発信されている。そして、そのように「リアル」に生きようとしても、なかなか、その「リアル」が掴めない健常者の野宮が主人公の一人であることで、我々も彼らの世界に飛び込ませられる。井上雄彦の漫画を貫くのは「バガボンド」もそうだが、生命賛歌である。ただ、その生命賛歌が「リアル」では、障害者が中心となって描かれているので、より強烈に表現されていると思われる。漫画という媒体が素晴らしい表現力とメッセージ力を持っていることを改めて認識させてくれる井上漫画の金字塔ともいえる作品であると思われる。