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全訳 漢辞海

価格: ¥1
カテゴリ: 単行本
ブランド: 三省堂
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まさに小さな大漢和辞典 ★★★★★
この辞書は中国古典文学を学ぶために最適の辞書だ。
私が中国古典文学を専攻する学生にオススメする辞書を一冊選べと言われたら真っ先に本書を薦める。
二色刷りでとても見やすいし、何よりも引用文に書き下し文と現代語訳がついていることが最大の特長である。
ハンディタイプの漢和辞典で最もスタンダードなのは、長らく角川の『新字源』だとされてきたが、語彙数、文法解説は『新字源』に引けを取らない。
ただ、高校生には大修館の『漢語林』のほうが扱いやすいかもしれない。
親字1万2千5百は『漢語林』に劣るが、熟語8万は他を圧倒している。
まさに小さな『大漢和辞典』といえるであろう。
2色刷りの色合いがよいです。 ★★★★★
2色刷りの色合いがよいです。小学生の漢和辞典として使いやすいです。
書名、人名の解説があるのもよい。
中学、高校でも、受験勉強の範囲なら使えると思います。

小説を書くのに使うのなら、類語がもう少し沢山あると嬉しい。
漢和辞典だと思って買いました。 ★★★★★
漢和辞典だと思って買いました。
書体、類義語、書き順、句法などが掲載されていて、漢和辞典としては一級品だと思います。
この辞書を手にするまで、句法には興味がありませんでした。
漢字を調べるだけのつもりだったのに、漢字音について、阿kんぶん解読、人命解説、書名解説、中国の歴史、文化がわかる巻末の付録は貴重です。
親字数が少なすぎる ★★★☆☆
本辞典は日本語表記における漢字から距離を置いた、元来の漢語(中国で
使用されてきた意味の漢字)に関する辞典である。
また「全訳」とは例文などを口語体の日本語に訳してある事を指す。
さらにレイアウトも赤黒二色刷であり、活字の大きさも適当で目に楽だ。

しかし、約一万字の親字数はなんと言っても少なすぎる。
いま、金庸の『鹿鼎記』を原文で読んでいるが、最初のほうに
出てくる「足偏に易」や 「目偏に匡」が載っていない。
類書にはどれも載っている。金庸のような大衆小説に出てくる字が載って
いないのははなはだ困る。また「彫心鏤骨」のような成語も載っていない。

ところが、先だって出た新版は二千数百字増補されていて、これらの字も
ちゃんと収録されている。
注意しなければいけないことは現在、書店の店頭には旧版と新版が両方とも置かれている。
これから買う人は間違わずに新版のほうを選ばなければなら
ない。出版社と書店は旧版を速やかに回収すべきであろう。
改訂を経て、さらに優れた辞書に ★★★★★
 『漢辞海』は、初版の段階で既に、「漢字を和訓に置き換えるのではなく、漢語(Chinese word)として捉え」た辞書として、画期的なものであった。それが今回の改訂を通じて、さらに優れたものとなっている。
 最新の表外漢字字体表・新JIS漢字・新人名漢字への対応や書下し文の附記など、様々な改訂がなされているが、その中でも、「編者があらためて全出典にあたり直し、つぶさに再検討」が行われたことは、実に驚くべきことであり、その学問に対する真摯な姿勢に対して、敬意を表せずにはいられない。その結果として、「『漢語大字典』『漢語大詞典』などにも記述のない語義を掲げ」「我が国の先行辞書の誤りを引き継いだ語義を、出典の慎重な解読によって訂正し」「先行辞書のいずれにもない出典をあげること」が実現できていると言うだけでも、十二分にこの第二版の特異性が知られるであろう。
 これまで、辞書の良し悪しを、掲載されている熟語数で判断するような向きが少なからず見られたが、この辞書の出現によって、その蒙昧さが浮き彫りになると共に、個々の語を慎重に取り扱うことの重要性が明らかになったのではないだろうか。
 ただ惜しむらくは、新情報の掲載の為に、初版にあった例文が少なからず削られていることである。やむを得ない事なのかもしれないが、やや頁数が増えても、貴重な情報を残してほしかったと思う。また、書下しのスペースを例文に充てた方が良かったのでは、と疑問に思わなくもない。
 だが、このような点を差し引いて考えても、やはりこの一冊が、漢文読解の為の非常に強力な工具書となってくれるであろうことは間違いない。具眼の士が、この辞書の意義を正確に把捉し、自身の読書に活用してくれることを、切に望む。