しろくまちゃん、今日はお母さんとおつかいに。まずは色とりどりのくだものをたっぷりと。次は、いろんな形のパンのなかから「ながーい ふらんすぱん」を、2本。
「おかあさん これ かって/かってよ/ねえ かって」。クリームたっぷり、3段重ねの大きなケーキを買ってもらえずに「おかあさんの けちんぼ」と泣くしろくまちゃん。でもお母さんがなだめたり、説得したりする場面はなく、泣いた次のページでは、すっかり機嫌のなおったしろくまちゃんが滑り台を楽しんでいる。我慢することの大切さが、子どもの心にすとんと落ちるのは、それがあくまでもさらりと表現されているからなのだろう。
お店に行く途中でポストに手紙を投函したり、車に驚いたりと、買い物の様子だけでなく行き帰りの道のりや、家についてからの様子もきちんと描かれている。テーブルにずらりと並んだ買い物の成果を見て、それがどんな料理になるのか、子どもと一緒に想像してみるのも楽しい。(門倉紫麻)
こぐまちゃんシリーズ大好き!!
★★★★☆
2歳1ヶ月の息子はボールが大好き。「こぐまちゃんとボール」を買ってあげたら大はまり。
食べないくせに、「しろくまちゃんのほっとけーき」も好きで読んでいます。
次の本は・・ということで、この本を購入しました。
パン好きなので、喜ぶかな〜とも思ったので。
内容は知っていたのですが、パン屋さんは1ページ(2ページ使って開きでドーンと絵がある)だけなので、ちょっと残念かな。
ケーキをねだるしろくまちゃんが可愛くてメロメロになります。
パンを買いに行く、というより、ママとお買い物に行く話(半分は行き返りの道中の話)です。
パン好きなお子さんに「パン狙い」で買ってあげるなら、このシリーズではない「ぱんだいすき」という本をおすすめします。話の内容は薄いんですが、絵が上手で大きく、丁寧に、本当〜に美味しそうに描かれていますよ!
同じイラストレーターさんの他の本も欲しくなるくらい。
「しろくまちゃんぱんかいに」に出てくるパンが、なぜか真っ黒(ものすごく濃いこげ茶色?)で描かれているのが残念なので☆−1にしました・・息子に「このパンなに?」って聞かれても「ウーン・・」と返答につまります;
あと、果物屋さんの絵も、文章に「レモン」が出てくるのですが、レモンらしきものが見当たらず・・小さい黄色い丸いものがたくさんあるけど、あれがレモンなの?? 「みかん」はそれらしきものが別にあるし・・というのもちょっと残念。(それも息子に何?って聞かれるので困ります)
でも息子はこの本が気に入ったようなので、結果オーライといった感じでしょうか。
これ以上大きくなる前に、こぐまちゃんシリーズのほかの本も買わなきゃ!!
0歳から楽しめる絵本
★★★★★
0歳2ヶ月のとき、まだ早いかと思ったら、
こぐまちゃん絵本をみせるとにこーっと笑って、
アウアウしゃべって上機嫌に。
泣き散らしてても、絵本をみせると、
アウ〜といって機嫌がなおるので、
最終兵器のように使って、読み聞かせてます。
ほかの絵本との反応で比べてみたところ、
はっきりした太い線と特色刷りで表現された
ビビッドでカラフルな色彩が、楽しくうつるようです。
うちの息子(0歳3ヶ月)の場合、
こぐまちゃんよりしろくまちゃんがさらに好きで、
たくさんパンがならんでいるところ、
おかあさんと買い物にいくところ、
大きなケーキが出てくるところ、
でアウアウいって、すごく喜びます。
また、単語よりも、ストーリーがすきなようです。
これから大きくなっても、長い間たのしめる絵本かな?と期待してます。
娘にそっくりなしろくまちゃん
★★★★★
娘が大好きな一冊です。
しろくまちゃんがおかあさんとお出かけする様子が
うちの娘とそっくりで、なんだかリアルだからなのかも。
しろくまちゃんがおねだりするケーキが、ウェディングケーキばりの
3段ケーキなのには笑っちゃいます。
おたんじょうびでもないのに、それは買ってもらえないよ・・・。
買い物に娘を連れて行くといつも、買って買って、とねだられるのが嫌で
幼稚園に行っている間にひとりで済ませちゃうことが多いのですが
この絵本を読むと、それも覚悟で、
娘と手をつないで一緒にお買い物に行きたくなります。
パンがとてもおいしそうなのです
★★★★★
食い意地のはった2歳の子どもは、沢山並んだパンのとりこになりました。時々寄る街のパン屋さんを思い出してはページをめくっていました。可愛らしいしろくまちゃんが自分と同じことをしているのが面白かったのでしょう。この本を読んだ後は親子でパン屋さんに行くことになりました。
シンプルなストーリーとわかやまさん独特の絵で、お人形のようなしろくまちゃんが、てくてく歩く様子が私にはとても懐かしかったです。パン屋さんが好きなお子さん、お買い物に興味が出てきたお子さんに、是非読んで欲しいと思います。
子供と一緒に買い物に行きたくなる
★★★★★
上の娘は今2歳3ヶ月。ちょうど、この絵本のしろくまちゃんのよう。お買い物の時は、私の手をつなぎ早足でとことこ。ほしい物があれば、「ほしいな」とわがまま。全く一緒で笑ってしまいます。
本人もそう思うのか、この本を読んであげると、常に現実的な合いの手を入れてきます。たとえば、「お母さん何買うの?」のところでは、必ず「知らないよぉ」とか、「かってかって」のところでは「買ってあげないよ」などなど。
しろくまちゃんとシンクロしているような、ちょっとシニカルなのか、娘のコメントと反応が楽しい絵本です。