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秘密の花園 (福音館文庫 古典童話)

価格: ¥918
カテゴリ: 単行本
ブランド: 福音館書店
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自然の描写が美しかった。 ★★★★★
 「花園」を舞台にして展開される本書には、当然多くの自然が登場しますが、その描写がとても美しく(訳がうまいからなのかもしれませんが、原文を読んでいないのでわかりかねます)、読んでいると植物の成長や、そこにいる動物たち、また、彩りまで想像できるようでとても華やかな気持ちでいることが出来ました。
 他の児童文学では見ることのあまりない性格の主人公が、自分で悩みながらどんどん成長してゆく様は、とても感動します。子どもが読めば、メリーやコリンと自分の姿を重ね合わせつつも、楽しく読むことができるのだと思います。
 
 本書で語られる「花園」はメリーやコリン、果てにはバーネットの子ども時代を象徴しているそうです。すると荒野(ムーア)は人生を表現することになりそうですが、時折見せる悪天候や、春の到来は様々なものを象徴しているようでもあります。そして、コリンの述べる「魔法」がそこには満たされているのであり、良い結果をもたらします。
 本の世界だけでなく、日常にあふれる子どもが感じている「魔法」に大人も目を向けてみるべきなのかもしれません。
最高です!! ★★★★★
物語は、幼い少女がインドで両親を無くして親戚の家に引き取られて行くところから始まります。昔のイギリス、貴族の生活や文化を知らないとこの物語の奥深さを感じ取る事は出来ません。しかし、子供から大人まで色々な角度からこの物語を楽しむ事が出来る筈です。笑うことや泣く事を知らなかった少女もいろいろな出会いや、秘密の花園を見つけることで徐々に人間らしさをみにつけて行きます。是非1度、DVDと本をセットで購入してイギリスらしさを体験してください。
前向きに生きる子供たちの姿に感動しました ★★★★★
何事に対しても否定的で孤独だった少女メアリーが、まるで自分の姿を表しているかのように荒れ果て、鍵をかけて封印された花園に出会います。花園を生き返らせていくうちに、生きることの素晴らしさを見出していくメアリー。病気で部屋に閉じこもっていた少年コリンと、不思議な少年ディコンとの友情も芽生え、彼らはメアリーにとって秘密の花園と共にかけがえのないものとなります。子供たちの前向きに生きる姿、そしてそれを映し出したように美しい花園に感動しました。
リスニングの勉強に適しています ★★★★☆
Claire Bloom女史による聞き取りやすく、抑揚にとんだ朗読で短くまとめられています。
原作に対して、口述の部分を中心に朗読されますが、背景部分は省略されていますので、原作本を読みながら聞くとよいと思います。