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勇気!
★★★★★
子供の頃よんだ良書です
懐かしくて自分の子供にもかいました
主人公のマメタと同じ歳のわが子はトイレに一人で行けません
寝る前に読み聞かせをしたら、無言で聞き入ってました
絵が子供受けはしないけど、きれいで物語の内容とマッチしています
切羽詰ったマメタの緊張感やモチモチの木の幻想的な情景がたまらなく、想像力が膨らみます
小さなお子さんは勇気をもらえると思います
とても中身のある良い本だとおもいます
甘えん坊の豆太とじさまが問いかける、本当の勇気とやさしさ
★★★★★
五つの豆太は、六十四歳のじさまと同じふとんで寝ている甘えん坊。夜中は「モチモチの木」と呼ぶ大きなトチの木が怖くて、一人で「しょんべん」もできず、じさまに「シー」と抱えてもらっているほどの「おくびょうなやつ」。豆太の「おとゥ」はクマと戦って死んだ「キモ助」だったのに…… 。
でも、ある晩、突然じさまがはらイタで苦しみ出したとき、豆太は暗い道を一人、ふもとの「いしゃさま」のもとまで泣きながら走り…… 。
「にんげん、やさしささえあれば、やらなきゃならねえことは、きっとやるもんだ。」はらイタの治ったじさまの言葉だ。「やさしさ」とは、いつもは心の奥底にしまってある、大切なもののことだろうか。豆太はすぐ甘えん坊にもどってしまうが、その姿はなおのこと誰の目にもいとしく映るだろう。
しっかりと守られ、いつくしまれ、甘えさせてもらって、子どもは優しさを持った人間へと成長していく。人として最も大切なことを、素直で純朴な言葉と、力強く美しい絵で教えてくれる日本を代表する絵本。
なぜ強くあれたのか?
★★★★☆
昔話風なお話。
夜、一人でトイレに行けない臆病者の豆太。
豆太はじいちゃんと暮らしています。
家のそばには「モチモチの木」と名付けた大きな木があり。
昼間はいいけど、夜はその木が怖い。
まるで自分に襲いかかってくるようで怖い。
だからいつも、トイレの時はじいちゃんに来てもらってます。
そんなある日の夜。
急に苦しみ出したじいちゃん。
じいちゃんを助けるためにお医者さんを呼びに、豆太は外へ駆け出します。
怖い。
怖い。
夜も怖い。
木も怖い。
足は冷たく、切れて血が出て。
でも、それでも豆太が何より怖いのは、じいちゃんがいなくなってしまうこと。
それに比べたら他のものなんて怖くもなんともなく。
人が強くなるには何が必要なのか。
孤独だから強いのか。
愛されてるから強いのか。
守るものがあるから強くなれるのか。
絵が凄いです。
太く、強大な圧力を持った闇と、そこに浮かび上がる、脈打つような人間の生命の力。
そんなものを感じさせてくれます。
なりたち、
★★★★★
逓信総合博物館で、
滝平二郎の遺作展をやっていた
(20091219〜20100203)。
ようやっと見にいけて、
初期の版画から、ちょっと前の日本の
生活の風景を描いたものまで、
じっくりと見ることができたのだが、
やはり、絵本で慣れ親しんだきり絵のところでは、
足が止まってなかなか動けなくなってしまった。
この「モチモチの木」については、
きり絵のそばに、随筆が添えられていて、
それには、制作の秘話が書かれていた。
そもそもはこの「モチモチの木」、
斎藤隆介さんのお話が
先にあったのではなかったのだという。
お話の挿絵を描かなくてはならないのに、
滝平さんは、急遽、海外に行かねばならなくなった。
そこで、斎藤さんから、
「大きな木をいっ本描いておいてください」
と頼まれたものだったのだという。
タイトルになった「モチモチの木」も、
少年「豆太」も、絵のなかから、生まれたのだとか。
(遺作展の図録『Works』に書いてあります)
滝平さんの絵が最初にあって、
そこから斎藤さんがお話を膨らませた、
なんともいい話だ。
切り絵から老人臭がする素晴らしさ
★★★★★
素晴らしい絵っていうのは匂ってくるもんなんです。
モネの「日傘をさす女」シリーズしかり、ゴッホの「夜のカフェテリア」しかり、フェルメールの「牛乳を注ぐ女」しかり。
滝平二郎さんの切り出したおじいさんも老人臭プンプン。
息子ににそれが感じられるかどうかは不明だけど、こういうすばらしい挿絵を見ると、子どもの絵本だからといってホンワカかわいいだけの絵じゃいけないなと思います。
大人の鑑賞にも堪えうるすぐれた挿絵でなければね。
「子どものうちから本物を」なんて言って高いレストランでご飯食べさせたりしているおうちがありますが、絵本もそれと同じことです。
子どもに絵を見る目をつけさせてあげたいのなら、絵本はきちんと選ばねば。
アニメ名作絵本なんか買い与えているようじゃあきまへん。