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グロテスク〈下〉 (文春文庫)

価格: ¥724
カテゴリ: 文庫
ブランド: 文藝春秋
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taniの書店 ★★★★★
 ここまでやるか、というほどヒドイ内容。それはまさに本作タイトル通り。こんな作品が世に出回って、さらに相当数売れているという事実に驚きを隠せません。皆さん精神状態は大丈夫ですか。
心の救急箱☆トラウマと教育臨床 ★★★★☆
妹のユリコと和恵は何故殺されたのか。下巻で明らかにされる真実。かつて優等生だった和恵がどうして娼婦へと転落したかも明らかになります。何というか、学歴や地位にしがみつく事の無意味さ・虚しさが漂っているというか。女の嫉妬から駆り立てられる競争心はここまで人を変えてしまうのかと。チャンの上申書が邪魔で間延びした感じがあった。けど、久々に読み応えのある小説を読んだ満足感は残りました。
通勤と休養の日々 ★★★☆☆
救いなくグロいままですが、文章力で最後まで読み進められます。終盤にでてくる主人公の友人「ミツル」の言葉に本書のテーマが集約されているようです。この本は東電OL事件関係の本を先に読んでから読んだ方が理解が深まると思います。(ちなみに「グロテスク」を読んだ時点での私の東電OL事件についての知識はそういえばそんな事件あったよね、程度のもので、ほとんどゼロでした)

===関連本読後===
やはり思った通り、事件についての予備知識をつけてから読んだ方が作品に対する理解が深まると思いました。★がひとつ増えるかも。毎日の仕事に疲れている女性に意外とお薦めかも知れません。
新開地の文庫屋 ★★★★☆
文庫でました。書評は「文庫化が待ち遠しい」へ。次第に壊れてゆく女たちのグロテスクな生き様に背筋が凍りまっせ。