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宮大工棟梁・西岡常一 「口伝」の重み

価格: ¥5,298
カテゴリ: 単行本
ブランド: 日本経済新聞社
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日本の精神論 ★★★★★
一読価値あり、です。というか、久しぶりに良い本に出会いました。日本の「職人」気質、「人の育て方」がよくわかります。(今、はやりではありますが)法隆寺や薬師寺に行ってみたくなりました。(それも、すごく細かいところを見るために)
「口伝」・・・ずっと残っていってほしいと思っています。
歴史が作り上げた棟梁の人柄と重み ★★★★☆
本書は2部構成となっており、第1部は日経新聞の私の履歴書に書かれた、西岡氏の半生、
第2部は生前に西岡氏と関係のあった弟子、職人、学者、息子などが西岡氏について語っています。

第1部では、西岡氏の人柄や祖父の代から引き継いできた大工としての想いが描かれています。
大工になる前に祖父の命で工業学校ではなく、農業学校へ生かされ、土を知り、木を学んだこと、
そして、農業学校を卒業した後に、1年間の期限付きで農業をさせられたことなども書かれており、
その際に他の農家と比べて自分の収穫が少ないことを祖父から
「おまえは稲を作りながら、稲と話し合いせずに本と話し合いをしていた。」と指摘されたエピソード
などもあり、改めて仕事の本質はどんなことでも変わりがないことを思い知らされた気がしました。

また、大工としてのこだわりにも驚かされます。
飛鳥時代の大工が使用していた工具の復活や、300年、500年ではなく1000年先も立派に建ち続ける
ものを作りたいと大学の教授と論争したりなど非常に高いプロ意識がうかがわれます。
その一方で、人の育成や、人を立てる術を知っており、またそれを実践する西岡氏の魅力的な人柄
も感じられる内容です。

第2部も弟子や職人の方など素朴でありながらも、しみじみと語られる西岡氏の話の中には非常に
深い味わいがあると感じます。
人生をも考えさせられます。 ★★★★★
言葉にならないほど、素晴らしい本です。
人生の根本から覆されてしまう
衝撃の1冊となりました。

まずすごいのはその考え方。
いろいろなことを経験し、
学んだ人でないとこういう考え方は出来ないでしょう。
とにかくその心意気に驚くはずです。

そして優れた人だからできる技。
そして指導。
その指導も目下のものを引き立てる指導です。
そう、後々に役立つ指導です。

そして作るものへの
気遣いも忘れません。
きっと気がなく、というのも
その気使いがあるからでしょう。
もちろん腕も。

世界が変わる、衝撃の1冊でした。
人のいきざま ★★★★★
西岡常一氏への想いはとても強く尊敬の念を抱いております。この本を読み終えて更に西岡棟梁の偉大さを痛切に感じ入った次第です。
見事です。 ★★★★★
第一部では、氏がどのように生きたきてか、どんな魂を持っていたかが読み取れます。
第二部では、氏の生き方を直に感じた人達の話が書かれており、氏だけではなく氏に関係してきた人達の話も読むことができ、私の中で最も心に残ったものでした。