映画もいいけど
★★★☆☆
ロメール映画の世界をそのまま活字にしたような短編集。ありふれた日常の中で誰もが経験しうるちょっとした恋の予感やときめき、駆け引きなどが、登場人物たちの生き生きとした会話を通して丹念に描かれています。一度でも恋をしたことがある人なら「そうだよなあ」と思わず頷いてしまう部分が多々あるでしょう。反面、恋をしている真っ最中の人にとっては、時に意地悪に感じられる部分もあるかもしれませんが。
残念ながらどうにも翻訳(特に会話文)が古臭いため、評価は星3つにしました。しかし、個人的にはとても大事な一冊です。少なくともロメールの映画が好きな人には、自信を持ってお勧めします。