本書の中でイースタリーは、これらの解決策が、民間人、民間企業、政府関係者、さらには援助提供者まで含む人々が、インセンティブに反応するという経済学の基礎的な原理にいかに反しているかを説明する。イースタリーは、まず成長の重要性について論じる。次に、これまで失敗した開発の解決策を分析する。そして最後に、それらにかわる問題解決の方法を提案する。わかりやすいスタイルは、ときに的外れな部分もあるが、本書は著者の世界銀行時代の実地調査の逸話を現代の成長理論と融合させている。(Book Description)