Buffy the Vampire Slayer [DVD] [Import]
価格: ¥12,432
バフィー・サマーズ(サラ・ミシェル・ゲラー)は、元気な高校生の典型のようで、高校生の大部分と同様に、ひそかに恐れて不安に思っていることがある。ただ大抵の十代の女の子と違うのは、他の子たちが次のデートやにきびや試験の心配をしているときに、バフィーは次に倒さなければならないバンパイアの心配をしている点だ。超人的な能力を持つ少女バフィーは「選ばれし者」で、この世から悪を消す――悪魔にくいを打つ――手助けをしなくてはならない。ひときわすばらしいシーズン1では、サニーデール高校(バフィーが前に通っていた学校の体育館に火をつけてから、転校してきた)の危険な世界に我々をいざなってくれる。「監視役」のジャイルズ(アンソニー・スチュワート・ヘッド)、「スクービー・ギャング」のメンバー3人、すなわちお人よしのちょっと間抜けなザンダー(ニコラス・ブレンドン)、コンピュータの達人ウィロー(アリソン・ハニガン)、気取った人気者コーデリア(カリスマ・カーペンター)らが登場し、バフィーのバンパイア探しに力を貸す。後半のシーズンに見られる暗いトーンに慣れた観客は、シーズン1の12のエピソードの明るさに驚くだろう。出演者はよくある十代の問題を解決しようとするかたわら、悪魔からこの世界を救おうとしており、ビバリーヒルズならぬ「バフィー青春白書」のようだ。歯切れのいい脚本にしろ、とても相性のよいキャスト(最初の数話で、団結する)にしろ、ふさぎこんだバンパイア、エンジェル(デビッド・ボレアナズ)のように何シーズンも登場することになるキャラクターにしろ、シーズン1にはこの番組のファンが楽しめる要素がたくさんある。このシーズンを通して、高校への失望を表す場面でも、様々な悪魔を倒す場面でも、ゲラーは驚くほどの自信に満ちて演じており、TVドラマのヒロインの中でも、もっとも際立って、もっとも強い存在になっている。(Mark Englehart, Amazon.com)