小さいころにナルニアを読んだことはなくて、原書で初めて読みましたが、登場人物もいいし、話のすじも分かりやすくて、面白かったです。
ただ、C.S.ルイスがキリスト教の理想像としてこの話を書いていて、話のなかで南の人々がただ単に野蛮で、北のナルニア国こそがいつも正義を行っているんだ、とする内容には、今の世の中の西洋中心的な考え方を反映しているような気がしてなりません。
と、まぁ、気になることがないでもありませんが、そう深く考えずに読むぶんには、面白いです。字も大きいし、英語は簡単だし、量は多くないし、絵はきれいで、洋書初心者向けでしょう。げんに、私もすらすらと読めました。
日本語で「ナルニア国物語」を読んだことがある人もない人も、是非読んでみてください。
今はシリーズ3作目を読んでいます。最初に比べると読むスピードも速くなった気がするので英語の勉強にもお勧めです。
ケースつきの7冊セットを買いました。