とにかくあちこちのアラが気になってしまって、物語世界に浸れなかったです。好きな作家だっただけに残念。
ただ、本書の半ばくらいまで読み進めた時は、この本一冊で終わるのか、ひょっとしてさらに「続宝島」があるのかとも思ったが、ナントの島に上陸してからは登場する怪物もあっさりしており、やや拍子抜け。また、イシュトヴァーンの回想で『マグノリアの海賊』の話が何度か出てくるが、『マグノリアの海賊』を読んだのはかなり前なので、どんな話だったっけ~と、ややついていくのに苦労した。