本作を含めたゆうきりんのモンスターハンターシリーズ４作。モチーフはMHGの村・集会所下位〜上位までといったところです。

本作はMHの設定資料を丁寧に反映することで、MHの世界観からはみださないように描かれていて好感がもてます。
MHに魔法やら勇者やらスト−リーやらの設定が足りないことに不満を感じている方には･･･むしろ本作は向かないかも。

集会所からのチュートリアルをなぞる成長譚をベースに、PT内外の人間関係あり、ギルドやら隣国やらとの政治的策謀あり、環境保護団体ありと盛りだくさんの山場で肉付けし、唯一登場する古龍はあくまで『天災』として描くことで作品が締まっています。

本格的なクエスト場面は、本作では少なめで続巻以降となりますが、基準はいっさいブレません。
正直、MH作品数々あれど･･･ゲームの持つ世界観と見事に融合した本シリーズを超える作品は、いまだ登場していない。

ゲームが面白く、その勢いでこの本も買っちゃいましたが、本を読むまえとそのあとでは、ゲームの進め方も変わってくるぐらい中身の濃い小説です。ゲームに登場する他のプレーヤー以外はすべてバーチャルなものであるにも拘らず、本を読んでいくとそれぞれの登場キャラにも性格や人格があり、なんかゲームがやりにくくなってきます。（割り切ってできなくなる）モンスターハンターは単にゲームだけにとどまらずそれを中心に、音楽あり、小説あり、漫画、フィギア、グッズという物までを作り出すほどの企画力、またそれを支える人気があることに驚きます。余談ですが、我が家の小学４年の息子も読めない漢字を飛ばしながらでも楽しんで読んでいますが、実は登場するキャラから本当の人と人の助け合い、他の人への感謝、学びというものが主人公の発言や心理からも読み取れて、バーチャルな世界に育っている現代の若者にも「人間づきあい」ということが勉強になるのではないでしょうか？５０歳になる自分も感動し、残り３巻も買いました。

アマゾンでの評価が非常に高かったので一つ読んで見ようかということで買いました。
正直言って・・・・素晴らしい。

素晴らしい点を二つあげるとすればまず一つ目は、ゲームだけでは味わえないモンハンの世界の魅力を堪能できること。
個性的な登場人物、ゲーム中ではほとんど触れられていない裏設定が前面に出てくるなどなど心踊る世界が用意されていました。
そしてもう一つはモンスターと対峙したとき及び戦闘中の描写が秀逸であること。
ゲーム版よりスリリングでエキサイティングです。
このエンターテイメント性抜群の小説版MHを読めば、あなたのモンハンライフはさらに充実したものになるでしょう。

非常に面白い内容でした！モンハンやってる人にもやってない人にもこいつはおすすめの一作です。すぐに読み終わってソッコー次の巻も買っちゃいましたよｗ

モンスターハンターの世界観を見事に書き表して、ハンターとはなんたるかを教えてくれるストーリー、モンスターと共存する世界とはこのようなものなのか！と感心するばかりです。
キャラクターも非常に魅力的、主人公ジーグとヒロイン エルメリアの今後の関係は正に気になるところ。ですが個人的にはフラディオが好きだったり…ｗ
恐怖する存在なんて同じ人間ぐらいしかいないこの現代社会で、こんなにもスリリングな世界に入り込めたら…なんてことちょいちょい考えちゃいますね。
今までやっていたモンスターハンターの世界がかなり身近に感じられてしまうそんなこの作品ぜひぜひオススメです！！


ただちょっと言ってしまえば、モンハンやってから見た方がいい気もします。ギャップがね…その……

実を言うと私は前までモンスターハンターは怖いというイメージがあったのですが、この小説を読んでから一変しました！

イャンクックを村最速記録で狩り、自分はもう１人前のハンターだ！そう思っていた突如共にパーティーを組む事になった三人組とリオレウスを狩りに行く事に！この先はまだ見てない人もいそうなのであえて書きません…。この小説はお値段もお手ごろな割りにかなり読み応えがあるので、電車に乗りながら読むと終点まで行ってしまうので注意です。（笑）

ちなみにかなり個性的なキャラもいるので面白いですよ。その人の好きな物は！「○○○○です！」以上！

ゲームの世界がリアルに表現されています。モンハンの書籍ではこれが一番好きです。井の中の蛙だったジーク少年の成長物語です。