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Jojo's Story Level 2 (Cambridge English Readers)

価格: ¥812
カテゴリ: ペーパーバック
ブランド: Cambridge University Press
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作品の力 ★★★★★
 ある村が襲われ、略奪、陵辱の果てに村民が総て殺される。たまたま村にいなかった、たかだか十歳の男の子だけが一人生き残る。この子供の視点から総ては語られていく。
 舞台はどこかわからない。アフリカかもしれない。南米かも知れない。或いは中東やアジアであってもおかしくない。いずれにせよ戦争が日常的である場所である。
 国連軍の兵士やジャーナリスト。或いは『国境なき医師団』の医師。知りあう人々に、主人公ジョジョは問う。何故もっと早く助けに来てくれなかったのか? 何故<敵>と戦ってくれないのか? 何故<敵>も助けるのか? その他多くの問いが発せられる。子供の問いは、直接的であり、根源的である。
 知りあいのいない世界で生活していた子供が、最後の場面で、肉親を知っている人に出会う。この子は、<抽象>の世界から抜けて、改めて<現実>の世界と向かいあう。人への深い親しみというものが、どんな形で、どれほどの影響を与えるのか? 彼の選択はどんな意味を持つのか? 主人公の、事実上初めての選択は、読者を様々な思いに導く。
 この本に関連して、『カラシニコフ (I・II)』(共に朝日文庫)を薦めたい。内戦について、少年兵について、そして武器について。更には失敗国家について多くのことを知りうると思う。
戦争被害の物語です ★★★☆☆
第二次世界大戦、ジョジョは村の子供。村は戦争で全員死亡し、もちろん、ジョジョの両親も死んでしまいます。

 ジョジョはその後、国連軍と出会い、従軍記者のクリスとの出会いがあり、なんとか生きていきます。

 そういうジョジョという戦災孤児の人生です。
今も新たなJojoが生まれていると思うと複雑です。 ★★★★★
是非とも中学や高校の授業で取り上げて欲しい内容のストーリーです。
形こと異なるが、今この時にでも世界の何処かで戦争や内戦があり、Jojoの様な少年が生まれています。
Jojoの様に無垢で幸せに包まれた少年が、親を兄弟をそして隣人を失い恐怖に脅える事が現実に起きています。
何故もっと早く助けに来てくれなかったの?
何故悪い人をやつけてくれないの?
何故、何故、何故・・・・・僕はみんなと楽しく過ごしたいだけなのに・・・僕は何も悪いことしてないのに・・・みんな仲良く暮らしていたのに・・・どうして!
そんな思いがこのストリーを通じて感じてきました。
この様な、短くも少ない語数(9100語)、簡単な単語のみでストリーを作成しているのは素晴らしいと感銘しました。
私は大人ではなく、中学生や高校生に読んで欲しい本だと思っています。
そして、答えを見つけるのではなく目をそらさず考えて欲しいと思います。
戦争、内戦をテーマにした読み物 ★★★★☆
主人公Jojoの村に突然訪れた内戦。
Jojoの視点から、つまり戦争の「内部」の
視点から現場の声を伝える作品である。

本の終わり方も意味深なもので、「考えさせる」
内容だった。他のいわゆる文学作品とは異なり、
筋がやや単調だが、内容は深い。
大人向け ★★★★★
この辺のレベルの本は大抵起承転結、安易なストーリーで
いかにも学習ものといったものばかりで、
割り切って読まないとやってられない部分が多かったのですが、
この本は違いました。細かい描写も多く久しぶりに小説を読んでいる感じにひたれました。
淡々と話は進むのですが、その分ラストが気になり一気に読んでしまいます。
また挿絵のワイエス風水彩画家がこの本の成功に一役買っていると思います。
ジョジョを全く描かないところ等、演出が上手いです。
似たようなところでは「secret garden」もおススメ。