冒頭の海賊船舞台での会話が、役者がバカにされているような感じがして、不愉快でした。

全体的な流れについては、中世ヨーロッパ世界からいきなりSF世界だと、正直かなり違和感があります。デルフィニアに比べるとリィ達の年齢だけでなく、ストーリー自体も子供っぽくなったような気がしますし…。
デルフィニア戦記の大ファンでしたので、王妃やシェラのその後が気になりこちらのシリーズを買い始めましたが、期待はずれでした。

　ファロット、金の戦女神…この言葉を聞いてわかる人にはわかる。このシリーズは「デルフィニア戦記」と繋がっています。「スカーレットウィザード」の続編と思って読んでいた私ですが…やっとわかりました(^^;)（実は「デルフィニア戦記」読んでないんですけど…）

　デルフィニア戦記が好きで「その後の金の戦女神」が気になる方には必読、かも。しかしこの二つのシリーズが繋がるものだなんて、びっくりです。
　内容はまだまだ状況説明というか、周到に舞台設定を整えてるという感じの第二巻です。

　ああ、でもやっと、やっと次回作には「スカーレットウィザード」の主人公の一人が出てきそうな気配です！次回作のために星一つ取っておきましょうということで星四つにしました。

『暁の天使たち２』は全巻の続きです。
そして、著者の『デルフィニア戦記』や『スカーレット・ウィザード』ファンである私としては、すごく待っていた本でもあります。
キャラクターが多いです。でも、キャラが多いのに、それぞれの個性がしっかりと描かれていて、すごいと思います。
なによりも、話しの流れにわくわくします。

最後、すごいところで終わってますが、本当に「なんでここで終わっちゃうの！？続きは！？」って感じです。
もう、罠にはまった気分です。
３が早くでることを期待しています。