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The Pact: A Love Story

価格: ¥832
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: Avon
Amazon.co.jpで確認
Powerful read but... ★★★★☆
テンポ良く進む展開に、読者を飽きさせないし、読んでいておもしろい。
だからよく書けてるな、と思うし、実際に才能のある作家なんだというのがすごく伝わってくる。
過去と現在が交差する構造も、おもしろい。
だけどちょっと登場人物の心境や、反応に共感できないところがあって、例えば同じ経験をしていなくても
同作者による"My Sister's Keeper"はすごく感動して泣けたのに、こちらは泣けない。
その違いは、どれだけ登場人物にrelateし、感情移入できるか、ということだと思う。

a true love story ★★★★☆
よかったです。
彼女の作品を読むのはこれが2作目なのですが
("Nineteen Minutes")1作目同様、
「私だったらどう思うだろう」「どうしただろう」
「どうしたら彼女を止めることができただろうか」
など問いかけながら、
1ページ1ページ読みすすみました。。。
サスペンスに満ちたドラマです。

残り4分の1あたりから裁判シーンが始まり、
尋問シーンでは読むスピードが加速しました。
(裁判ものが好きなもので、、、)

彼女の作品は人物描写や行動の描写がとっても細かくて
途中必要以上に長く感じることがあるのですが、
後半の裁判シーンにおよぶと納得します。

真実とは。

ラストは何度も読み返してしまいました。。。
人物描写は秀逸ですが・・・ ★★★★☆
17年間寄り添ってきた2つの家族が、両家の子供達の心中でバラバラになる、というストーリー。女性作家らしく、細かな心情、些細な出来事の描写が非常に上手い。登場人物のキャラクター設定も秀逸。不満は2つ。一つは、一方の母親であるMelanieの表現が中途半端なこと。息子の様に接してきた隣家のChrisを「人殺し」としか考えられなくなってしまう理由が分からない。また中盤からフェイドアウトしたので、彼女が結末で決定打を打つのかと思いきや、そのまま終焉。Melanieが焼いたEmilyの日記が鍵だと思いながら読んだのに、これも悪い意味で肩透かし。もう一つの不満は、法廷での展開を通じて事実なり各々の感情・考え方が明らかになっていく、という展開が、同じPicoultの"My Sister's Keeper"同様で変わり映えしないこと(Picolutに限らず「よくある手法」とも言えますが)。全体的な出来としては"My Sister's Keeper"の方が良かったです。
Picoult 本領発揮!の一冊 ★★★★☆
Jodi Picoult の本ははずれがない気がする。
これも彼女の本領発揮!という感じの傑作。

クリスとエミリーは、生まれた時からずっと一緒に育ってきた兄と妹のようなカップル。親同士がベストフレンドで隣人ということで、彼と彼女は何をするのもいつも一緒だった。
そして、あるときから「二人の関係」は親も知りえない「濃密」なものに・・・。

ティーンになった二人は、「カップル」としてデートを重ね、二人だけの「世界」を持つようになる。両親を含め周囲の人たちには「完璧なカップル」に見えた二人・・・。

でもある日、エミリーが銃殺され、その場に居合わせた唯一の目撃者クリスは、エミリー殺しの容疑者として告訴される。

クリスは「心中しようとした・・・」と警察に語るのだが・・・。

というお話。

サスペンス色も濃いし、法廷の場面も非常に良く書かれているし、それぞれの心情もきめ細かに描かれている。ティーンエージャーというのは、どこの国でも「特別な世界」を持っている「特別な世代」。
その中でもクリスとエミリーの「愛の形」は本当に特別。

哀しい話ではありながら、その「愛の形」に圧倒されるのです。

英語も簡単な表現が多いので、難なく読めます!
秋の夜長にぴったりの洋書。
参りました! ★★★★★
98年発表の作品。彼女の作品が初めてマスマーケット版で登場したのを見付け、即購入しました。

17年来の付き合いになるお隣さん同士の家族が、恋人でもあるお互いの子供達が心中(古い!)を図ったことで、大混乱に陥ります。作者は父の、母の、子の、恋人の、親友の愛情をそれぞれの立場に応じて見事に描き分け、またそれらが事件によって激しく変化する様を丁寧に描写します。

“My Sister's Keeper”には衝撃を受けたものの、少し狙いすぎなような気もしていましたが、今回で全面的に降参しました。とにかく上手い、上手すぎます。感情がほとばしってます。とっても切なく、クライマックスでは胸をかきむしられるほどです。

現代版『ロメオとジュリエット』といった趣もありますし、ずっしりと重い読後感とその後も深く考えさせられた点に於いて、自身の経験では漱石の『心』に通じるものがあります。