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High Five (Stephanie Plum Novels)

価格: ¥681
カテゴリ: マスマーケット
ブランド: St Martins Mass Market Paper
Amazon.co.jpで確認
「フレッドおじさんとは結婚式やお葬式のときに会う程度だった。たまにジョヴィッチーニ精肉店でオリーブローフを100グラム注文しているところに出くわすこともあったけど。肉屋のエディ・サッチがオリーブローフを秤にのせようとすると、フレッドおじさんは決まってこう言う、『包み紙の上にのっけてるがその紙は何グラムあるんだ? 包み紙の重さまで請求しようっていうつもりじゃないだろうな?紙の分は引いてもらいたいもんだね』って」

語り手のステファニー・プラムはニュージャージー州トレントン出身で、グラマーだけどちょっぴりドジなバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)。近年のミステリー小説の中で最も個性的な登場人物のひとりである。
このところ人気上昇中のジャネット・イヴァノヴィッチのプラムシリーズ第5弾で、ステファニーはまたしてもさまざまな問題を抱え込んでいる。あいかわらず従弟のヴィニーが経営する「ヴィンセント・プラム保釈保険会社」で働いているが、法廷未出頭者を捕まえて報酬を得る仕事のはあまりかんばしくない。ラブラブだったジョー・モレリ刑事との関係も冷めてしまう。大勢いる親類縁者もちっともあてにならない。それどころかケチなフレッドおじさんは、ゴミ袋に入れられたバラバラの死体の一部の写真を残し、裏に潜む危険人物たちとの関係を臭わせたまま姿を消す始末。
傑作なのは、賞金稼ぎの仕事を教えてくれた友だちのレンジャーに金銭的アドバイスを求めたとき、レンジャーが彼女をにわか家主にしたて上げ、チンピラどもから家賃を取り立てさせるくだりだ。(スタファニーはやらされた仕事に不満たらたらで、後からレンジャーに、雇われ用心棒のひとりの口調をまねて、いかに危険な目にあわされたか訴えるのだった。「テメエ、銃で撃たれたくねえだろ?捕まりたくねえだろ?ついでにいうと、楽しむってことも知らねえだろ?エ?」)
言うまでもなく、ステファニーの魅力はその「生き方」によるところが多い。そもそもランジェリーモデルになりそこなってバウンティ・ハンターに転身するという、コトに平然と立ち向かっていく強がりな面と、窮地に追い込まれたときに見せる、普通の人と変わらない気の小ささをあわせもっているところが、実にチャーミングなのだ。
プラムシリーズの既刊ペーパーバック版は、順に『One for the Money(邦訳:私が愛したリボルバー)』『Two for the Dough(邦訳:あたしにしかできない職業)』『Three to Get Deadly(邦訳:モーおじさんの失踪)』『Four to Score(邦訳:サリーは謎解き名人)』。

思わぬ誘惑に負けそう? ★★★★☆

 賞金稼ぎのステファニー・プラムのシリーズ第5弾です。
預金が底をついたステファニーは、取り分わずか70ドルのケースにも手を焼きながら、レンジャーの怪しいバイトに手を出し、失踪した親戚の叔父さんを探すのですが・・・。
例によって思わぬところでつかみ合いの格闘あり、銃撃戦あり、爆発炎上あり、です。

 個性的な新キャラは登場するものの、相変わらず同じような生活を送り、同じような顔ぶれの友人や家族がからみ、同じようにハチャメチャに事件が展開します。

 シリーズのどれを読んでも同じ、とも思うのですが、それでも面白い。話の展開や会話のやりとりには思わずにやりとしてしまいます。気軽に楽しめるペーパーバックです。
続きが気になりすぎる ★★★★★
面白かった!!
読んだ方ならきっと判る筈、続きが気になりすぎます。
おそらく大半の人がそうでしょうが、ミステリとしてよりもステファニー・プラムを読みたい気持ちが大満足。ミステリとしては先がいつでも予想がつくのですが、あえてついてないフリをして読むほうが楽しい!今回はのっけからステフがレンジャーに傾いていて、なのでレンジャーORモレリのゆくえの方が犯人よりも気になる。
つくづく思ったのは、電車の中とかパブリックでこの本は読めないなということ。いつ笑いが襲ってくるか判らない。
ますます術中に・・・ ★★★★★
地獄から来たバウンティ・ハンター、ステファニー・プラムのシリーズ5作目。
またまたステファニーの向かうところ、大騒ぎと大笑いが。その異名にふさわしい暴れん坊ぶりを発揮しています。

それにしてもこのシリーズ、巻を重ねるごとに会話などすべてにおいて過激で卑猥なものになってきています。今後どうなっていくものやら、ちょっと心配しつつも大いに期待しています。

そんな過激な言葉を吐き散らし、意思が弱くて優柔不断、自分勝手で平気でウソもつくステファニー・プラム。こうして並べてみるとどうしようもない女性なのに、読めば読むほどハマッてしまい可愛く思えてくるから不思議。これぞステファニー・マジック!!

今までにないくらいミステリ色の強い本作、読み応え充分なのですが、!一番の読みどころはそこではなく、衝撃のラスト。事件も一件落着、そこでステファニーがいっしょに祝杯をあげるのは、やっぱりステファニー・マジックにからめとられた二人の男性、幼なじみで警官のジョー・モレリとバウンティ・ハンターの師匠レンジャーの果たしてどちらなのか?ロマンス小説を書いていた作者だけあって、スラップスティックの中に隠されてはいるものの、このへんの男女関係のことを書かせたら、ホントうまいなあ。次作を読むのがとても楽しみです。ますますステファニー・マジックの術中に陥ってしまいました。

ミステリ色の強さでは『モーおじさんの失踪』に次ぐ? ★★★☆☆
 女性バウンティ・ハンター、ステファニー・プラム=シリーズの第五弾。なんだかよくわからないけど、ステファニー・プラムモテモテの巻。毎度のモレリは歯の浮いたような言葉をステファニーに繰り返し投げかけ、今回はなんとあのレンジャーまでステファニーに気があるなそぶりを見せる。で、ステファニーは言っちゃ悪いが、本人は全く意識しない天然お馬鹿丸出し(そこがかわいい(^^;;;)で、守る必要の無さそうな矜持を守り続ける。いや、ホントに得がたいキャラです。

 モレリとレンジャー、この女性の夢をそのまま体現したかのような二人に愛されている(らしい)ステファニーが、今回巻き込まれる事件は、またもや身内の失踪事件だ。作者はミステリ的な味付けもかなりうまくなっていて、適度に複雑㡊適度にミステリっぽく展開する。ミステリ色の強さでは『モーおじさんの失踪』に次ぐと思う。しかし、真犯人は途中でわかってしまう。その辺は作者も開き直っている、というか伏線がキチンと張られているので、作者のテクニックなのかもしれないが、最後をアクションでまとめる読者サービスを忘れないのは好感が持てたりする。

 しかし、このラスト。世界中の女性ファンがヤキモキしたんだろうなぁ。どっちだどっちだ、って。こういうテクニックはさすがイヴァノヴィッチ。飽きさせないよう飽きさせないよう考えているのがよくわかります。まあ、四巻目でラブラブだった二人がいつの間にか、離れていて、読みようによっては一方的なモレリの感情しか残っていないのを見れば、これも単なる一過性のテクニックだと思うのだが。しかし、しかし…、五巻通読して、すっかりプラム・ファンになってしまったぼくは、行く末がとても気になってしまうのだ(^^;;;。

High Five ★★★★★
もう最高!ステファニーシリーズは最初から読んでいますが、以前の巻から種まきしていた伏線が絶妙にブレンドした感じで満足しちゃいました。殺伐として疲れやすい世の中。でもステファニーシリーズを読むとホント真夜中にバカ受けしちゃいます。プラス今回はレンジャーがいい感じで入ってきてゾクゾクしちゃいました。今後の展開が楽しみで中毒症状になってます。