カフカ大全
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(フランツ・カフカについて)
フランツ・カフカは、1883年にプラハのユダヤ人の家庭に生まれました。
法律を学んだのち保険局に勤めながら作品を執筆しました。不安のあふれた、夢の中をさまよっているような作風の小説を書きました。
その著作は数編の長編小説と多数の短編、日記および恋人などに宛てた膨大な量の手紙から成っていますが、未完の作品が多いことでも知られています。
生前はあまり有名ではありませんでしたが、死後中絶された長編『審判』『城』『失踪者』を始めとする遺稿が友人マックス・ブロートによって発表されたことにより、再発見され、再評価をうけます。特に実存主義的見地から注目されました。現在ではジェイムズ・ジョイス、マルセル・プルーストと並び20世紀の文学を代表する作家と見なされています。
この本について
この本には、訳者によるカフカの年譜を冒頭に収め、その後に年代順に以下の作品を収録しています。
カフカ年譜(原田義人)
変身 1912 長編
火夫(失踪者の第一部)1912 長編の一部
判決 1912 1913 短編
流刑地にて 1914 短編
審判 1914 1915 長編
家長の心配 1917
皇帝の使者 1917 短編
最初の苦悩 1920 短編
断食芸人 1921 短編
城 1922 長編
(古典教養文庫について)
古典教養文庫は、日本のみならず広く世界の古典を、電子書籍という形で広めようと言うプロジェクトです。以下のような特長があります。
1、古典として価値あるものだけを
これまで長く残って来たもの、これから長く読み継がれていくものだけを選んで出版します。
2、読みやすいレイアウト
文章のまとまりを、適切な改ページで区切って、Kindleはもちろん、iPhoneやAndroidなどのスマートフォン、iPadなどのタブレットでの読書に最適化しました。また、詩の一編一編など、小見出しにも索引を付けましたので、目次から直接アクセスできます。
青空文庫をベースとしている場合も、適切に処理してありますので、そのまま青空文庫の物をダウンロードして読むよりも格段に読みやすくなっています。
3、美しい表紙
プロのデザイナーによる美しい表紙をつけました。書籍と関連づけられた美しい表紙で、実際の本を読むような感覚に浸れます。
4、スピーディーな改版
紙の本と違い、誤植の修正や改訂などすぐに対応でき、刻々と進化を続けます。
5、手に入れやすい価格
「価値ある古典こそ低価格で」のモットーから、古典教養文庫は、一番高い物で300円で、そのほとんどが100円となっています。