この本は現象学の核心には触れていない。
・内容の80%くらいが他の哲学者、哲学史であり、無駄。
・他の哲学者と哲学史とフッサールとの関係も結局は不明。
・文章の論理的な繋がりが希薄で非常に読みづらい。
・哲学史の個所でも事実ではない著者の評価や感想をさも事実であるかのように断定して書いている。
・なぜxxxはtttなのでしょうか?という形で議論が進められるが、xxxはtttであるという個所の論証はない。
・「ではフッサールは何を言っていたのでしょう。その前に僕の考えは」といってなぜか著者の考えを読まされる。
はっきり言うと、著者には哲学的センスはないです。
「非哲学的思考 フッサール現象学の周辺」 とでもすべきでしょう。
題名と内容が正反対。典型的な悪い哲学書の見本です。